レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「プロヴァンスの贈りもの」(2006)です。ちょっと重い映画が続きましたので 、明るい映画と言うことで取り上げてみました。
「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」で名を上げた巨匠リドリー・スコット監督のラブロマンス物です。SF、歴史物、クライムアクション等どんなジャンルで手堅くこなして厚みのある映像で観客を魅了する映像作家です。
監督の名前で観客を呼ぶことが出来るスター監督と言っていいでしょう。ほかのスター監督と言えば、ステイーブン・スピルバーグだけでしょう。
その彼がラブロマンス物を作ったのです。さて、出来栄えは?
お話は、ロンドンでやり手なトレーダー、マックス(ラッセル・クロウ)がプロヴァンスで暮らしていた女好きのヘンリー叔父さん(アルバート・フィニー)が亡くなったと聞き、相続の為、彼のシャトー・シロックを訪れる。彼はワインを製造していたが、ワインの評判がよろしくないので、そこを売り払おうとするが、そこで出会う人達に触れ、その考えが変わり、ある女性ファニー(マリオン・コティヤール)に恋をするようになる・・・
と全くもってスコット監督らしくない作品ですが、意外や意外、とても良く出来ています。グロい描写も得意とするスコット監督ですが、この作品ではなく、とても綺麗なプロヴァンスを丁寧に撮影しています。
奇麗な女優さんも一杯出てきますので、例えば、アビー・コーニッシュ、ハリウッドでは余り伸びませんでしたが。
昼下がり、リーデルグラスに赤ワインを注ぎ、それを飲みながら、浮世の嫌なことを忘れて、趣味が良くて豪華なこの作品をのんびりと鑑賞してください。美しいマリオン・コティヤール、アビー・コーニッシュ、フェリシティ・デ・ジュ等を鑑賞しながら。さすがリドリー・スコット監督です。女性の趣味は素晴らしいです。原作はあのピーター・メイルです。スコット監督は友人とのことです。
ブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鍾