レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「300 スリーハンドレッド帝国の進撃」今宵、サラミス海で艦隊決戦を・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「300 スリーハンドレッド帝国の進撃」(2014)です。

 

ペルシア戦争、テルモピュライの戦いを描いた「300 スリーハンドレッド」(2006)の続編ともいう作品です。映画の中でも述べられていますが、この戦いと並行して生起したアルテミシオンの海戦を描いたのがこの作品になります。陸上戦、マラトンの戦いが冒頭描かれますが、今回は海戦がメインになります。監督はノーム・ムーロ。

 

映画は、テルモピュライの戦いで負けたスパルタ重装歩兵に続き、アルテミシア指揮官(エヴァ・グリーン)率いるペルシア艦隊がアルテミシオン沖でテミストクレス指揮官(サリバン・ステイプルトン)率いるアテナイ艦隊と艦隊決戦が生起する。

 

何れも、三段櫂船(トライリーム)を使用した衝角攻撃を行い、事後武装兵士が敵船に雪崩れ込み、制圧するという戦法を取る。初日は、アテナイ軍の作戦が功を奏し、勝利するが、二日目はペルシア軍の火炎戦術で、アテナイ軍は敗退。サラミス島沖に撤退。

 

孤立無援の中、再びペルシア艦隊に決戦を挑むのだが・・・

 

海戦シーンは迫力あります。前作でもそうでしたが若干殺陣シーンは凄惨ですが、CGで血糊を描いているのでそれほどグロくはありませんが、苦手の方は、敬遠された方が良いかもしれません。

 

特筆すべきは、エヴァ・グリーンでしょう。復讐の鬼と言った感じの百戦錬磨の女指揮官を演じています。堂々としており、力演と言った言葉がぴったりでしょう。又、アテナイ軍指揮官テミストクレスを色仕掛けで誘惑する場面も上半身裸で、剣を振り上げて威嚇する。

最後のサラミス海の艦隊決戦では、親衛隊を引き連れて敵船に乗り込み、剣を振り回しアテナイの兵士を斬るは斬るの大乱戦。本当に凄い迫力です。

 

ベルトリッチ「ドリーマー」でデビューし、リドリー・スコット「キングダム・オブ・ヘブン」、「007/カジノ・ロワイヤル」等を経て、この物凄い役迄こなしてしまうとは。素晴らしいと思います。

歴史家によれば、数年の物語がまるで数日のように印象付けられると色々と言われた作品ですが、ただの映画ですから。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。         八点鍾

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IMDb

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