レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「死霊館のシスター」(2018)です。
梅雨が明け、ようやく夏らしさが戻ってきましたので、暫くの間、ホラー映画も少しづつご紹介したいと思います。
ルーマニアの修道院での映画になります。ルーマニアと言えば、その昔マイケル・マン監督の異色ホラー映画「キープ」(1983)がありました。吸血鬼を題材にした映画ですが、それは又別の機会にして、今回は死霊館シリーズで。
映画は、ルーマニアの聖カルタ修道院で尼僧が自殺するところから始まります。フレンチという現地の若者がその死体を発見し、報告を上げたことからバチカンに伝わり、二人の聖職者が現地に派遣され、調査することになります。ちょっと、私の好きな「エクソシスト2」と同じようなストーリーなので嬉しくなります。
修道女アイリーン(タイッサ・ファミーガ)とバーク神父(デミアン・ビチル)は、ルーマニアでフレンチと会い、修道院に向かい、亡くなった尼僧を埋葬し、修道院に宿泊し、調査を監視する。オアナ尼僧から大戦中の爆撃で地獄の扉が破損して、ヴァクラが復活したことを聞く。二人の使命はヴァクラの再封印なのだが・・・
監督はコリン・ハーディと言う新鋭ですが、演出スタイルはジェームズ・ワンそのもの。彼のスタイルを上手く自分のものにしています。まずまずの仕上がりで、興行成績もよかったので続編が作られることでしょう。
個人的には、もう少しルーマニアの歴史、風景、山脈、古い修道院、古城、森林、村落と重みのある脇役が欲しかったように思いますが、例えばスコット・グレン辺り参画していたら思う次第。更にもう少しアグレッシブな音楽もあればさらに良かったと思います。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾