レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「狼の死刑宣告」この映画はジェームズ・ワン監督版「狼よさらば」ですね…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「狼の死刑宣告」(2007)です。

映画は、金融会社の副社長を務め美しい妻と息子二人という恵まれた家庭を築いたニック(ケヴィン・ベーコン)が長男と共に立ち寄ったガソリンスタンドで武装ギャングに襲われ長男が殺害されてしまう。警察は殺害した男を拘束、裁判にかけるが地方検事が決定的な証拠に乏しい為、立件が難しいので司法取引で刑に服される言うや否や、ニックは証言を拒否して、男は釈放される。が、ニックは奴の後をつけて、この野郎 ! 許せないとばかりに犯人を殺害してしまう。こうしてニックと武装ギャングの戦いが始まるのだった…

復讐映画です。あのチャールズ・ブロンソンが主演した「狼よさらば」の原作者ブライアン・ガーフィールドの小説「狼の死刑宣告」を映画化した作品です。「狼よ…」は射撃の名手で良心的兵役拒否者という設定でしたが、この作品は普通の会社員がナイフ、12ゲージ・ショットガン、M1991A1拳銃、コルトパイソン拳銃を構え、傷だらけになりながら、一人また一人と始末していくところが見せ場です。その過程で面が割れ、家族すべてを失ってしまいますが。

監督が良いんですね、あのホラー映画「死霊館」シリーズの巨匠ジェームズ・ワンがこんなドロドロの復讐物を撮るなんて、でもサスペンスはとても巧くて、立体駐車場でのアクションシーンは本当に巧いと思います。

個人的には、武器売人ボーンズをジョン・グッドマンを演じており、登場シーンが少なくあっという間にお陀仏になってしまうのが残念。彼をもう少し巧く動かすともっともっと面白い作品になったと思います。

でもワン監督の本領は、やはりホラー映画ですね。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。           八点鐘

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                     こちらはハービー・ハンコック 狼よさらば

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