「ノマドランド」寂寥感漂うドキュメンタリータッチの映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ノマドランド」(2021)です。

 

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この作品は、本年度アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞3部門を受賞しました。とても良く出来ています。ホンも良くリサーチが聞いていますが、私は地味で暗く、寂しく、黄昏シーンが多いこの作品、好みではありません。フランシス・マクドーマンドの演技も淡々としており、上手いと思いますが、個人的には「ファーゴ」「スリー・ビルボード」の方が魅力があります。

 

これがアカデミー作品賞の映画と耳を疑いたくなります。まあ、昨年からコロナウィルスで多くの人々が亡くなっているので、今までのような脳天気な娯楽作品だとまずいのは分かりますし、大作も殆ど公開されていなし…

 

ネバダ州、エンパイアで夫を亡くし、リーマンショックで会社は工場を閉鎖、会社の社宅から出てRV車でさすらうファーン(フランシス・マクドーマンド)、アマゾンで仕事をし、ファストフード店で店員、国立公園で清掃員を繰り返しながら、ファーンはさすらう。

そんな場面の連続で、見ていて楽しくありません。映画的感動が欲しいと思います。仲間の家庭に厄介になる場面でやっとほっとしますが、彼女はそこも出てさすらい、やがてエンパイアに戻り、又再びさすらうことに…

 

70年初め、この手のホーボー映画、例えば「北極の帝王」「ウッディ・ガスリー/わが心の歌」「愛とさすらいの青春/ジョー・ヒル」が結構流行っていました。「イージー・ライダー」「スケアクロウ」のこの手の映画と言ってもいいと思います。

この手の映画も一応見ていますが、どれも好きではありません。これがアメリカの伝統と言うか風俗のなので。でも、この映画はアメリカらしくないな。

 

リーマンショック問題にするのであれば見当違いだと思いますし、焦点がぼけている感じがします。「マネーショート」の方が切り込み方が鋭いと思います。似たような映画では、以前紹介した「オン・ザ・ロード」の方が面白かったと思います。

 やはり、今年はデビッド・フィンチャー監督「モンク」の方がふさわしいと思います。

 

但し、この女性監督クロエ・ジャオ、自然の扱い方、特に、波、山麓等の描写になかなか気合が入ったところがあり、次作娯楽作「エターナルズ」に期待した方がよさそうに思いますが。                            八点鍾 

 

追記 フィンチャー監督は今年アカデミー選考員がいる高級老人ホームに挨拶に行くべきだったと思います。昨年、韓国人達?が行ったように。そしたら、間違いなくオスカーをゲットできたと思いますが…(笑)

 

 

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