レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「イーオン・フラックス」シャーリーズ・セロン主演のSFアクション映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「イーオン・フラックス」(2005)です。

ピーター・チョンが創造したアニメ作品「イーオン・フラックス」を原作としたSF映画です。だからどことなくB級SFアクション映画の香りがして好きなんですが、困ったことにこの作品、大まかなプロットがあのジョン・ブアマン監督「ザルドス」に似ているのですね。だから、結構好きなんですが、やはりあの名作「ザルドス」を超えることは出来なかったようです。SF映画としては、最近多いディストピア作品に分類されると思います。

2011年、致死性のウィルスが突然発生して人類の99%が死滅した。が、科学者グッドチャイルドが開発したワクチンで助かった約500万の人類はそのグッドチャイルド一族の管理下外壁で囲まれた都市ブレーニャで生活を始める。反政府組織の暗殺者「モニカン」グループの一員イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、組織の長ハンドラー(フランシス・マクドーマンド)からブレーニャの統治者トレヴァーの暗殺を命じられ実行するが、彼の目前で突然気を失い、治安機関に拘束されてしまう。が、持っていた小型の球体爆弾を駆使して脱出に成功する。

そして、再びトレヴァーに会うイーオンは信じられない真実を掴むのだった…

シャーリーズ・セロンが黒のユニフォームに身を包んで、華麗なアクションを見せてくれるこの作品の監督はカリン・クサマ、後にこのブログでも紹介した「ストレイ・ドッグ」を監督しています。個人的にはこの映画の方が好きです。「ストレイ…」は上手くなってはいますが、題材が重すぎて…

このクサマ監督、女性なのですがなかなかテンポが良く、アクションを見せてくれますし、SF映画のディテールも素晴しく、特にラストの桜の樹々の中での銃撃戦など結構見せてくれます。桜、そう彼女、日系人なのです。もう少し映像に厚みが加わるともっと良くなるので「ストレイ…」の次作を期待したいと思います。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。         八点鍾

 

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www.youtube.com   こちらが元祖イーオン・フラックス アニメの一部