レタントンローヤル館

主に映画のお話

「わたしを離さないで」"臓器提供"のクローン・ドナーを描いた悲しい映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「わたしを離さないで」(2010)です。

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ(「日の名残り」が有名)のSF小説「わたしを離さないで」を映画化した作品です。SFと言ってもあまりSFらしくなく、どちらかと言えば普通の医学ドラマと言ってもいい映画です。

映画は、英国片田舎の寄宿学校ヘールシャムで学んでいる三人の生徒キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトリー)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)はごく普通の学校生活を送っていた。やがて、ヘールシャムを卒業した三人は自分達の運命、臓器提供のクローン人間という事実を知り、その時が来るまで淡々と各々の施設で共同生活を始めるのだった…

いや、寂しく悲しい身に摘まされるような悲しいプロットで、とても涙腺を刺激する映画です。こういう悲しい物語は苦手です。いや、参りました。

ジャンルはSFですが、SFらしくありません。個人的には、もう少しSFらしい映像が欲しいと思いますが。例えば、後半サージカルマシン、「プロメテウス」で登場したサージカルマシーン、あの手のメカを登場させれば、SF映画ぽくなり更に涙腺を刺激するかもしれません。

映画は、大変良く出来ており俳優達もいい仕事をしています。キャリー・マリガンは役柄に合っていて大変素晴らしいと思いました。

又、ヘールシャムの校長を演じるシャーロット・ランプリングが、後半少し顔を見せてキャシーとトミーの質問に対して厳しい答えをいうシーンなんかとても素晴らしいと思います。こういうシーンはやはりある程度キャリアを重ねた女優でないとなかなか難しいでしょう。

監督はマーク・ロマネク、脚本アレックス・ガーランド、特にガーランドは最近「エキス・マキナ」「アナイアレーション-全滅領域-」監督も行っており、今後が楽しみな人だと思います。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鐘

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