「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」CIAと国防省が仕掛ける対テロ作戦を描いた映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」(2018)です。

 

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この作品、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の傑作「ボーダーライン(シカリオ)」の続編になりますが、同様のテーマを扱い同じ登場人物が出て来る映画と言って良いと思います。それほど独立性の高い映画、というよりスピンオフ作品といった方が良いと思います。

 

映画は、メキシコからの密入国者を追跡している国境警備隊が不審者を発見し、彼が自爆するところから始まります。ほぼ時を同じくして、米国内のショッピングセンターで自爆テロが起こります。

 

政府は関係者からヒヤリングを行い、イスラム過激派はメキシコ経由で米国に侵入している。麻薬カルテルの助けを借りて行っている。CIA及び国防省は、麻薬カルテルグループの内紛を引き起こして、メキシコからの密入国者をシャットアウトする計画を立てる。マット(ジョシュ・ブローリン)とアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が呼ばれて、あるカルテルの娘を誘拐して、カルテル内紛をたきつけるのだが…

 

あの前作「ボーダーライン」もびっくりしましたが、この作品も物凄い話で、場合によっては、国家がこういう陰謀を企むこともあるのでしょう。末期症状のようです。マスコミ辺りに情報がリークされたら政権が吹っ飛ぶようなことをするのかなと思いますが。まあ、映画ですから。映画はとても良く出来ています。前作以上の緊迫シーンの連続で、そのシーンの展開等興味深く、面白く仕上がっています。

 

その昔、ソダーバーグ監督「トラフィック」(2000)を見た時、もう人は薬物戦争に勝つことは出来ないだろうと思いました。理由は、人が薬物を求めるから。仕方ありませんよね。合法にして課税しろと言う経済学者もいます。

対麻薬戦は軍事作戦で、偵察衛星、無人攻撃機プレデター、ブラックホークヘリコプター、ハンヴィー、衛星電話、H&K UMP銃、M4A1カービン銃等を駆使するのです。本当に費用がかかります。だから、上記のような意見も出て来るのだと思います。

 

そうすると、この映画の中で無造作に殺されるチンピラ達は、殺されることなく寿命を全うすることになるのだろうと思いますが、私はそうは思いません。どうせワルなので別の悪さをして、命を捨てることになるだろうと。この作品を鑑賞しながら、そんなことを考えていました。

 

最後に、監督はステファノ・ソリマ、父はセルジオ・ソリマ、あの「狼の挽歌」の監督です。この映画を見ていると、息子さんの方が上手いのではと私は思いましたが。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。        八点鍾

 

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      ステファノ・ソリマ監督最新作 トム・クランシー原作「容赦なく」