レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「スパイを愛した女たち リヒャルト・ゾルゲ」(2019)です。
映画は、1944年11月巣鴨刑務所でリヒャルト・ゾルゲ(アレクサンドロ・ドモガロフ)が絞首刑される処から始まります。画面が1933年頃に戻り、ドイツ特派員として日本でラムゼイ機関を作り上げようとしていた。それは日本駐在武官オットー中佐を駐日ドイツ大使に押し上げる為尽力していた。それは独軍情報を彼から情報を得る為だった。
その頃、ソ連ではスターリンによる赤軍粛清が行われて、ある将官が日本に亡命してきた。スターリンはその将官がラムゼイ機関のことを知っていたので緊張が走った。ゾルゲからの連絡は、上海で共に活動していたマックス・クラウゼンの派遣依頼だった。準備は整い始めていた…
12話シリーズ物第1話を鑑賞しました。ゾルゲは間違いなく20世紀最高のスパイだったと思います。その為か映画は何本かありますが、良い作品がありません。例えば、篠田正浩監督「スパイ・ゾルゲ」何か、昭和史の映画の様でスパイ映画には程遠く、竹中直人演ずる東条英機には絶句しました。
この作品も少しばかり期待しましたが、まず時代考証が可笑しくてのれません。戦前の日本の雰囲気が出ていません。まるで中国みたいで…
加えて、テンポものろくてサスペンスも乏しく…これはシリーズものなので仕方ないのもありませんが。12話迄鑑賞したい気持ちが沸き上がりませんでした。
そういう意味で残念なシリーズものです。何れその気になって全話鑑賞した時に、又報告したいと思います。
ゾルゲが大好きと言う方は鑑賞して見て下さい。何か得るものはあるかも。
このブログ作成にVODにて鑑賞しました。 八点鐘