レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ベネシアフレニア」オーバーツーリズムが引き金になったジャッロ映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ベネシアフレニア」(2021)です。

大型クルーズ客船に乗ってベネチア観光に来たイサ達男二人と女三人のグループ、彼らを待ち受けていたのは「観光客は帰れ!!」と言うデモ隊のシュプレヒコールだった。水上タクシーに乗り込むイサ達だが、弟ホセが海の中に落ちてしまう。そんな時、変な仮面道化師が乗り込んでくる。イサ達に絡んでくるので水上タクシー運転手は、その仮面道化師を水上ブイに置き去りにして、イサ達をホテルへ。

ホテルに着くと、彼らは思い思いの衣装を纏い仮装舞踏会へ行き、多いに盛り上がるが翌朝、部屋で目覚めるとホセがいない。イサ達はホセを探し始めるのだが…

何か、あのポランスキー監督「フランテック」によく似た始まりですが、この作品はサスペンス映画ではなく、ホラー映画なので、若干グロいシーンがありますが、全体によく纏まったスペイン製ホラーサスペンス映画になっています。

あの「サスペリア」程のグロさはありませんので、安心しました。監督はアレックス・デ・ラ・イグレシア、初めて監督作を見ました。もう少しサスペンスを盛り上げて頂くとよろしいかと思います。でも、仮面道化師の造形等なかなか良いので、次回作が登場したら見ても良いかなと思いましたが。

スペイン映画なのであまり顔なじみの無い方ばかりですが、主演女優イングリッド・ガルシア・ヨンソンもう少し若く見えるともっと好いのですが。

外国へ行く時は、皆さん気を付けてくださいネ。

このブログ作成にVODにて鑑賞しました。            八点鐘

 

www.klockworx-v.com

 

 

         イングリッド・カルシア・ヨンソン嬢

       本当はこんなに可愛い コスモポリタン誌から