レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「トーマス・クラウン・アフェアー」あの「華麗なる賭け」のリブート作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「トーマス・クラウン・アフェアー」(1999)です。

ニューヨーク、トーマス・クラウン(ピアース・ブロスナン)は投資会社のCEOだが、絵画にとても興味を持っていた。メトロポリタン美術館には間違って美術品が運ばれ、その中から強盗団が現れ、絵画を強奪しようとした時警備員の活躍によって強盗団は逮捕された。が、その時の間隙をぬってクラウンはモネ『黄昏、ヴェネツィア』を盗み出してしまう。それには高額の盗難保険が懸けられており、スイスの保険会社より派遣された腕利きのキャサリン・バニング捜査官(レネ・ルッソ)が捜査を始めるのだった…

劇場でこの作品を鑑賞した時、いま一つの映画だと感じましたが、何か引っ掛かるものを感じていたので今回再見しました。

前作は、電話遠隔操作による武装強盗でしたが、今回は絵画複製による強奪とちょっと違いますが、よく纏まっており悪くありません。が、プロットが判り辛いし、ピアース・ブロスナンはスティーブ・マックイーンより知的でユーモアを感じることが出来良いのですが、もう少し男らしい見せ場が欲しいですね。

例えば、マックイーンがサンドバギーで砂丘を走り回るようなシーンがあれば、もっともっと良かったと思います。そういうところで損をしている様に思います。但し、双胴船レース、グライダーのシーンはとても素晴らしいと思います。

音楽を担当したビル・コンティはなかなか頑張っておりとても良いのですが、あの有名な「Windmills of Your Mind」をそのまま使用するのは賢明だと思います。ミシェル・ルグランのこの名曲には勝てないので。でも、私はノエル・ハリソンよりスティングの歌の方が味わい深くて好いなと感じましたが。うーん、美しいですネ。

監督はあの「レッド・オクトーバーを追え!」のジョン・マクティアナン、最近彼の新作を見ていませんが…

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。              八点鐘

 

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