レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「レザボアドッグス」ユニークな構成を持ったタランティーノ監督第一作…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「レザボアドッグス」(1992)です。

 

映画は、LAの宝石店強奪計画を企てた実行犯6名と大物ジョーとその息子エディが、実行犯の中にいた潜入捜査官によって自滅するまでをタランティーノ監督独特の話術による構成でサスペンスを盛り上げた男臭い作品になっています。

久々に鑑賞しました。この作品が映画第1作と言うことですが、なかなかの力量を持っていることが窺がえます。ラストも良いですね。さすがだと思います。うーん、美しいです。

冒頭のマドンナ「ライク・ア・ヴァージン」の歌のつまらない解釈、潜入捜査官が覚え込む"トイレの小話"等結構楽しめます。半分冗談の様な楽しいジョーク等監督は、第1作にその後の作品に現れる特徴を注ぎ込んでいた様です。

作品は低予算映画ですが、それを逆手に取った様な感じの上手い構成をしており、こういう処も只者ではない処を感じ取れると思います。何時ものタランティーノ作品の様にグロいところもありますが、直接描写は少ないので、そう手の描写が嫌いな方も結構楽しめるのではと思います。但し血糊は若干過剰ですが。監督自身も実行犯の一人として登場しますが、頭部銃創にてあえなく亡くなりますが。

鑑賞後、ジョージ・ベイカー「Little Green Bag」を口ずさむこと間違いなしのサスペンススリラー間違いなしでしょう。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。              八点鐘

 

  ハーヴェイ・カイテルが 二丁拳銃でS&W639を連射するシーンは決まっています

www.youtube.com

www.youtube.com