レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「スティング」ジョージ・ロイ・ヒル監督、ポール・ニユーマンそしてロバート・レッドフォード共演コンゲーム映画の傑作…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「スティング」(1973)です。

イリノイ州ジュリエット、詐欺師フッカー(ロバート・レッドフォード)は、運び屋から1万1千ドルを騙し取った。が、それは大物マフィア、ドイル・ロネガン(ロバート・ショー)の金だったから、仲間が殺され命からがらシカゴの大物詐欺師ヘンリー・コンドルフ(ポール・ニューマン)の処に身を寄せる。そしてコンドルフ達は、ロネガン相手に一泡吹かせようと仕掛けるのだった…

当時あの「ゴッドファザー」がヒットしたので、ハリウッドは30年代物を量産していました。例えば「追憶」「華麗なるギャッビー」「ペーパームーン」「チャイナタウン」等があり、その中でもこの作品は突出していたのではないかと思います。

まず、ホンが素晴らしく、キャストも良く、ニューマンとレッドフォードだけでなく、貫禄たっぷりのロバート・ショーとか珍クシャ顔のアイリーン・ブレナン等脇もとても良く、時代色そして最後に全編に流れるスコット・ジョプリンの名曲が素晴らしい。勿論、その采配をしたジョージ・ロイ・ヒル監督作品のベストだと思います。個人的には、この作品の前に監督した「スローターハウス5」も大好きな作品ですが。

久々に鑑賞しました。一番印象に残ったのは、ポール・ニユーマンの名演とロバート・ショーの貫禄タップリの演技。そして、全編に流れるスコット・ジョプリンの名曲。うーん、美しいです。

あの「明日に向かって撃て」では、ニユーマンはどちらかと言えば受けの演技でした。それでは拙いと思ったのでしょう。今度は攻めの演技でそれが成功して、例えば、フッカーとコンドルフが最初に会うシーンではあの「動く標的」のパロディを、二十世紀特急でのカードゲームではロネガンを巧くあしらい、ラストではロネガンを巧く騙してとんずらする処等絶妙に演じ切って堪りません。本当に素晴らしい。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。            八点鐘

 

 

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        当ブログで紹介したコンゲーム映画