レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ズール戦争」ロリクズ・ドリフトの戦いを描いたS・ベイカー、M・ケイン共演の歴史映画

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ズール戦争」(1964)です。

19世紀後半、南部アフリカにおけるズールー王国と大英帝国の攻防において、1879年に生起したイサンドルワナの戦いで英国軍は大敗し、余勢を駆ってズール軍兵士四千名はロリクズ・ドリフト伝道所跡の砦に駐屯していた英国工兵隊150名を血祭りにしようと攻撃を開始した。がそこには工兵隊チャード中尉(スタンリー・ベイカー)とブロムヘッド中尉(マイケル・ケイン)が待ち構えていた。槍と盾を巧みに操るズール族戦士達は、命知らずで雲霞の如くの大軍で突撃を敢行してきます。対する英軍兵士はマルティーニ・ヘンリー・ライフルのみで大奮戦。が、多勢に無勢じりじりと追い詰められていきますが、最後の堡塁に予備兵を隠して、堡塁前に二段隊列を構えて、三段構えでブロムヘッド中尉の号令一下、一斉射撃を反復しズール族戦士殲滅しようとするが…

知っている人は知っていますが、知らない人は知らない誇り高き英国陸軍の勇戦敢闘を描いた作品です。製作にはスタンリー・ベイカー自身が関わっており、力の入った作品になっています。脇が多いベイカー自身が主役で、この作品ではなかなか見せてくれます。加えて、共演マイケル・ケインも、貴族出身で若干傲慢な将校を、貫禄タップリで演じています。二人とも、うーん、美しいです。

ホンが良く出来た大激戦、戦争アクションになっています。この手の歴史戦争アクションが好きな人にはたまらない作品だとおもいます。どこかで見つけたら、必見の映画だと思います。

殆ど女っけ無しの映画ですが、すっきりしていて良いと思います。キューブリック作品によく登場するパトリック・マギーが軍医として登場し、良いアクセントになっています。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。            八点鐘

 

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