レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「明日に向かって撃て!」(1969)です。
1890年代末期の米国、壁の穴強盗団ブッチ・キャシディ(ポール・ニユーマン)とザ・サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)は列車強盗を生業としていた。ある列車強盗の追手は事情が違っていた。「ボルチモア卿」と呼ばれるスカウトと白い帽子を被っている「レフォース」は百戦錬磨でブッチ達を苦しめるが、何とか逃げ切ることが出来た。ヤバく成って来た米国に見切りをつけたブッチとキッドは恋人エッタ(キャサリン・ロス)を連れてボリビアで一旗揚げようとするのだが…
チョット変わった西部劇ですが、セピア色の画調が印象的な、なかなか面白い映画です。コメディ西部劇ですが、当地では青春映画の様な扱いで、加えてこの映画の映画音楽がなかなか良くて、バート・バカラックのスコアがとても素晴らしく、特に「雨に濡れても」は西部劇らしからぬ主題歌で、うーん、美しいです。
今回再見し、とても楽しく鑑賞しました。コンラッド・L・ホールの撮影が素晴らしく、特に夜間の追跡シーン、白い帽子を被ったレフォース達が追跡してくるシーンは本当に素晴らしいと思います。うーん、美しいです。
そして、ポール・ニューマンの一ファンとして、やはり彼は見せ場不足だと思います。レッドフォードに対して謙虚なんですね。"頭脳派カウボーイ"の設定ですが、やはり西部劇ですから、気持ちとしては冴えたガンプレイが見たかったと思います。そして、ボリビアから上手く脱出してオーストラリアへ逃れ、ネッド・ケリーギャングと共に大暴れをして欲しかったと思います。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘
追記 その昔、続編と言って良いのかな「新・明日に向かって撃て!」を見た記憶がありますが、ほとんど覚えていません。今度探して見ようかな…
新・明日に向かって撃て! 予告編