レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エルカミーノ:ブレーキング・バッド The Movie」(2019)です。
私は知りませんでしたが、米国では人気TVシリーズの映画版だったそうです。この作品はシーズン5の15話後日談の映画化だそうです。日本では公開されていないのでBDスルーということになります。Netflixでは公開されているか知りませんが。
ジェシー(アーロン・ポール)は、トッドに監禁されていたが、トッドが殺した家政婦を埋めるために手伝わされて監禁をとかれ、荒野に家政婦を埋めたことを思い出します。彼は、あの修羅場でトッドから奪ったシボレー・エルカミーノ81年型を運転し、友人宅へ。彼らからポンテイアック・フィエロを借りて、トッドのアパートへ行き汚れた金を探し出しだすが、同じようにその金を狙っていた悪党二人と取引をして、約23万ドルを手に入れて、"失踪屋"エド(ロバート・フォスター)に会い、新天地アラスカに逃げるのだが…
シリーズを見ていない私がごちゃごちゃ言うのも何ですが、簡単にコメントを述べると、シリーズを見ている人達は良いと思いますが全体に冗長だと思います。
もう少し、テンポが早い方がよろしいかと思いますし、殆ど女性が絡まないのも硬くてつまらないと思います。wikiで調べると、妻ジェーンとかアンドレアという女性と絡んでおり、その回想をもう少し増やしてもらってもいいかな、ラストに少しありますが。
最後に、全体に見せ場が少ないですね、もう少し有ってもいいかと。
が、映画はとても良く出来ています。ロングを生かしたショット、映画全編に流れるムード、緊張感あふれるムードは良いと思います。特に"失踪屋"エドとの別れのシーンはとても良いと思います。うーん、美しいです。まあ、アラスカで新生活を始めても新たなお友達が現れて、シリーズが続きそうですが…
なお、ロバート・フォスター(「ジャッキー・ブラウン」)はこの作品が遺作だそうです。ご冥福をお祈りいたします。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾
追記 このブログはアクションサスペンスの館なので、「アンモナイトの目覚め」よりこちらの作品ですね。