レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ラブストーリーズ/ コナーの涙」こちらは男性視線から、だからコメディ風で…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ラブストーリーズ/コナーの涙」(2014)です。

 

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この作品は、「ラブストーリーズ/エリナーの愛情」のもう一本です。男性視線の作品です。ところがです、実はこの作品、日本では公開されなかったのですが、もう一本あるのです。HER、HIMそしてTHEMという二人を見詰めた作品がDVDにはおまけとしてついているんです。

「エリナーの愛情」紹介の時に、説明した様にこの重い話をもう一本は、さすがに辛いので、THEMは割愛と言うことでお願いします。

 

映画は、あるレストランにエリナーとコナーが楽しそうに語り合っており、コナーがこんな提案をします。食い逃げしようと。二人は各々逃げ出し、公園で一緒になり、そこで蛍を見て楽しいひと時を過ごします。

 

コナーは小さなレストランを経営しているが、あまり上手くいっていない様子。そんな時、エリナーが自殺未遂をして病院に運ばれ、病院に駆け付ける。そして、二人は別居することに。こんな感じで、「エリナーの愛情」を補完するような造りで、映画は進んでいきます。

 

但し、コナー目線なので、どうしても自分のレストラン中心、今後の身の振り方が前面に出て来る話になっています。コメディタッチで、尚且つスケッチ風なのでこちらはそんなにシンドイ映画ではありませんが、テーマがテーマなだけにやはりね。

 レストランを畳んで、父親のレストランを手伝い、軌道にのせたところで、再びエリナーに再会するところで映画は終わります。ここは「エリナーの愛情」と同じですが…

 

泣いても叫んでも死んだ者は生き帰らない。男は忘れて、生活の為に働く。女性はそう簡単に忘れることが出来ない。時間がかかります。その辺りが上手く表現されていますが、やはりこの手法、プラスアイテムの方が、良いだろうと思います。

 

そして、この意欲的な手法ですが、次回作は更に完成度を上げて欲しいと思います。もう少し上手く創り上げて欲しいと思います。

著名な監督は独自のスタイルを持っています。ヒチコック、キューブリック、リドリー・スコット、タランティーノ、テレンス・マリック等も名監督は特徴ある画面を構築しているので、少し見れば彼の作品だと判ります。

 

ネッド・ベンソン監督もそこまで創り上げてもらうと本当に素晴らしいと思います。私は期待しています。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

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