レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワイルドギース」(1978)です。
アフリカを舞台にした傭兵物です。このブログでも紹介した「戦争プロフェショナル」、フレデリツク・フォーサイス原作映画化した「戦争の犬たち」、「ブラッド・ダイヤモンド」等があります。
映画は、英国の大富豪マターソン卿から前リンバニ大統領が幽閉されている収容所を急襲して救出して欲しいと頼まれたフォークナー(リチャード・バートン)、レイファー(リチャード・ハリス)、ショーン(ロジャー・ムーア)、ピーター(ハーディ・クリューガー)と50名救出部隊で急襲するが、マターソンの裏切りに遭い何とかローデシア迄逃げ切ると言うストーリーです。
お話は、普通の傭兵映画とあんまり変わり映えしませんが、監督が「シェナンドー河」「スタンピード」「コマンド戦略」のアンドリュー・V・マクラグレンなので、アクションシーンはなかなか見せてくれます。音楽が「狙撃者」「ドラブル」「マルセイユ特急」のロイ・バッド、撮影が「戦場にかける橋」「バルジ大作戦」「北京の55日」のジャック・ヒルデヤードとベテラン揃い。
特に、セスナ310R機による反跳爆撃と現地で調達したDC-3輸送機にリンバニを乗せて脱出するまでの銃撃アクションシーンが見せ場です。ウジーサブマシンガンの乱射乱撃がなかなかで…
でも、もう少しディテールに凝って貰うともっともっと良い映画になると思います。そういう意味で少し残念な映画です。アフリカを舞台にしたアクション映画はエドワード・ズウィック監督「ブラッド・ダイヤモンド」が一番のようです。
最後にもう一つ、サンディ曹長を演じたジャック・ワトソン、この手の映画によく出てきますが、とても上手くて、彼が出て来ると頼もしく見えます。
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