レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「パシフィック・リム」"ジプシー・デンジャー出撃!!" 人型巨大戦闘ロボットが大怪獣と死闘する映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パシフィック・リム」(2013)です。

f:id:wedplain:20220324110849j:plain

映画は、大怪獣が出現し地球の危機が訪れる。人類は英知を絞ってイェーガーと呼ばれる人型巨大戦闘ロボットを作り上げ、大怪獣を倒すことに成功する。怪獣はクローンで、敵と思われる異星人は怪獣を使ってこの地球をテラフォーミング(惑星改造)しようと狙っている。

さらに大型怪獣出現によりイェーガー計画は縮小され、都市の周りに怪獣防護壁を建設する計画に変更される。イェーガーは香港に移され、防護壁が完成したら無くなることになる。そんな時、香港に巨大怪獣が出現、イェーガー4体出撃するのだが…

これは楽しい映画です。監督はギルレモ・デル・トロは「パンズ・ラビリング」で注目され、のちに「シェイプ・オブ・ウォーター」アカデミー監督・作品賞を得ています。

彼がこれほど日本の怪獣映画、ロボットアニメが大好きとは。玩具箱をひっくり返したような映画なんて悪口を言っちゃ駄目でしょう。本当に死ぬほど好き、憧憬の想いが画面から伝わってきます。いや、見ていて楽しくなってきますし、彼も楽しく製作していたことでしょう。円谷英二氏のみならず成田亨氏や伊福部昭氏も大好きでしょう。

怪獣と巨大ロボットが対決する映画は「キングコングの逆襲」(1967)辺りでしょう。この「パシフィック…」では、当時と比較してSFX、特にCGが格段に進歩しているので、もう迫力たっぷりで、何も言うことありません。只々うーん、美しいです。

イェーガーと呼ばれる戦闘ロボットの描写もとてもマニアックで好い。二人一組で稼働させるアイデアも、指令室をロボットに合体させるという仕組みも嬉しくなります。さらにこのイェーガーを移動させるのに大型ヘリに吊り下げて運ぶというアイデアも微笑ましい。主演はチャーリー・ハナム、菊地凛子、ロン・パールマン、イドリス・エルバ等。デル・トロ監督なので、描写に少しグロさがありますが、日本の怪獣映画、特に東宝作品、ロボットアニメが好きな方、ご覧になっていなければ、是非とも鑑賞ください。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。     八点鍾

 

追記 続編「パシフィック・リム アップライジング」があります。悪くはありませんが、映画からはこの作品のデル・トロ監督の熱い思い程、伝わりません。

f:id:wedplain:20220324110915j:plain

f:id:wedplain:20220324110932j:plain

f:id:wedplain:20220324110956j:plain

www.youtube.com

www.youtube.com

f:id:wedplain:20220324112536j:plain

 

conceptartworld.com

conceptartworld.com