レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ザ・アウトロー」ノワールスリラーでケイパーアクション映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ザ・アウトロー」(2018)です。

映画は深夜のLAから始まります。現金輸送車が元海兵隊員メリーメン達の重武装強盗団に襲われます。カルフォルニア群保安局オブライエン刑事(ジェラルド・バトラー)は、現金輸送車が現金を積んていないのに襲われ、現金輸送車が奪われたことが気になり、メリーメンの仲間に近づいていく。探っていくと彼らの計画はFRB(連邦準備銀行)を襲う事だった…

ケイパーアクションです。あのマイケル・マン監督「ヒート」とよく似ていますが、ラストが違いますね、でも、これはこれで良く出来たケイパーアクション映画だと思います。

加えて、ジェラルド・バトラーの面構えが良いですね、悪人達を鬼神の如く追いつめて、FN SCAR-L自動小銃とFN FNXタクティカル45拳銃のトリガーを絞り、一人、又一人と倒していく。決まっています。約二時間半の大作ですが、前半が少し退屈します。離婚関係のエピソードを少しカットするともっとスピード感が増して面白くなると思います。監督、脚本、製作をクリスチャン・グーデカストが担当しています。前述したように手堅く纏めて監督第一作とは思えないほどです。

ケイパー映画は、ジョン・ヒューストン監督「アスファルトジャングル」からでしょうか、キューブリック監督「現金に体を張れ」、「トプカピ」「オーシャンと11人の仲間」「ミニミニ大作戦」とか色々とありますが、私が好きなのは「007ゴールドフィンガー」、米国フォートノックスにある金塊保管所を核物質で汚染させて、金価格を暴騰させて巨万の富を得るという話。うーん、美しいです。

何れオブライエン刑事は英国に行き、そこで一悶着あることでしょう。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。            八点鍾

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