レタントンローヤル館

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「パブリック・エネミーズ」マイケル・マン監督実録タッチのノワールスリラーですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パブリック・エネミーズ」(2009)です。

あの無法者ジョン・デリンジャーの映画です。1973年にウォーレン・オーツとベン・ジョンソンが共演してジョン・ミリアスが監督した作品がありました。どちらかと言えば好い映画でしたが小品でした。でも、この作品は違います。監督がマイケル・マン、デリンジャーをジョニー・デップが演じて、メルヴィン・パーヴイスをクリスチャン・ベール、情婦ビリーをマリオン・コティヤールと配役も良く大作に仕立て上げています。

映画は、大恐慌4年目の1933年、仲間とインディアナ刑務所から白昼堂々仲間を脱獄させるところから始まります。脱獄させた仲間たちと強盗団を組んで多くの銀行強を襲い、隣の州に逃げると言う越境強盗を行う。連邦捜査局のフーヴァー長官を苛立たせます。彼を"公共の敵"として指定しシカゴ支局へメルヴィン・パーヴィスを赴任させ捜査を開始します。逮捕されても脱獄を繰り返すが、やがてリトル・ボヘミアン・ロッジでの大銃撃戦でベビー・フェイス・ネルソンを射殺するが、デリンジャーは逃亡する。

が、或る密告者の通報により、デリンジャーがシカゴ郊外のリンカーン・パーク近郊の映画館に現れるとの情報を得て、パーヴイスは待ち構えるのだが…

マン監督の前作「マイアミバイス」は製作中のトラブルで今一つの出来でしたが、こちらはとても良く出来ています。銀行強盗シーン等トンプソンマシンガン、DARの大銃撃戦で迫力たっぷりです。特にリトル・ボヘミアン・ロッジの大銃撃戦は、この映画の白眉でしょう。ラストのデリンジャー射殺シーンもサスペンスたっぷりですが。

おまけに、ジャズフィメールシンガー、ダイアナ・クラールが「バイバイ・ブラックバード」を歌うシーンまであり、十分楽しめる作品になっています。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鍾

 

追記 劇中、シンジケートから嫌われるデリンジャー達のシーンがあります。当時シンジケートグルーブは違法賭博で日に何十万ドルも儲けているので、もう斬った貼ったの時代ではないと言われるデリンジャー。そういう意味でその当時から、周回遅れの男達だったようです。情婦ビリーの電話は盗聴されており、これで捕まらない方が不思議です。やはり、銃弾をかいくぐるより頭を使ったほうのが良いようです。

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www.youtube.com    1973年版 デリンジャー 予告編