レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「チャッピー」ニール・ブロムカンプ監督SF映画第三作ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「チャッピー」(2015)です。



近未来。南アフリカ、ヨハネスブルグ。高い犯罪発生率を減らす為、政府は治安維持ロボットの導入を決定し兵器メーカー テトラバール社から治安維持ロボットが街に配置されると治安は改善された。

ロボット開発者ディオンは、このロボットにAI装置を導入した新型を考えていたが、そのアイデアは会社から却下される。が、諦めずに壊れたロボットを修理してAIを組み込んだ"チャッピー"を作り上げるが、彼とチャッピーはギャング3人組に拉致されて…

「第9地区」で名を上げたプロムカンプ監督の第三作になります。映画はロボット、パンク、ポリスアクションをミックスした作品で、良く纏まっていますが、何というかこの作品の弱点はキャストが弱すぎると思います。南アフリカの人であれば問題ないかもしれませんが。

勿論、シガニー・ウィバー、ヒュー・ジャックマンも登場しますが、どちらかと言えば脇に近く、肝心のニンジャ、ヨーランディを演じるラップグループ"ダイ・アントワード"のお二人さん、この日本ではなじみが薄くて今一歩のれません。前作もそうでしたが、ハリウッド映画だからインターナショナルと言うことを考えて欲しいと思います。

もう少し強力な主演女優を配した方が、興行成績も良くなるのではと思いますが。但し、ラストのロボットアクションも含めて「パシフィック・リム」程ではありませんが、結構楽しめます。

新作「デモニック」(2021)もひっそりと公開されたようですが、まだまだ映画センスは健在なので、めげずに頑張って欲しいと思います。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。         八点鍾

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