レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「アメリア 永遠の翼」女性初の飛行士アメリア・イアハートを描いた映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アメリア 永遠の翼」(2009)です。

女性飛行士アメリア・イアハートを描いた映画です。伝記映画であり航空映画です。

映画は、女性初の飛行士アメリア・イアハート(ヒラリー・スワンク)の生涯を描いた作品で、後に夫になるパットナム(リチャード・ギア)との出会い、大西洋横断飛行の共同パイロットから始まり、その後の大西洋単独横断飛行の成功、民間飛行旅行の促進、そして赤道上世界一周飛行の為宣伝活動、資金集め、そして悲劇となった世界一周飛行を描いています。

淡々と彼女のエピソードを描いており、それはそれでいいのですが、何かメリハリがなく、後半赤道上世界一周飛行でハワイで離陸に失敗する辺りから面白くなります。機内に増設した燃料タンク改造を施したロッキード・エレクトラ10Eが飛び立てなく、彼女の判断で素早くエンジンをオフにした為、飛行機は着陸装置とプロペラを破損しただけで炎上しませんでした。その壊れた機体を米国本土で修理して再度カルフォルニア、オークランドを飛び立ちます。この辺りから映画はとても面白くなります。 世界一周飛行は順調に進み、ニューギニアのラエを離陸して米国領ハウランド島を目指すのですが…

監督は「モンスーン・ウェディング」のミーラー・ナーイル、インド系の女性監督です。あくまでも私個人の意見ですが、この手の映画には不向きのように感じました。彼女の職業であるパイロットの雰囲気、航空機描写がスクリーンから感じられなくて、もっと飛行機を舐めるようなショットが欲しいですね。又、一度離陸失敗して再度挑戦する訳ですが、何が原因かというところを映画は丁寧に描いていません。又、ユアン・マクレガー扮するヴィダルという男性が登場しますが、ただの思わせぶりの配役で生きていません。マーティン・スコセッシ「アビエイター」とか最近の作品ですと「約束の宇宙」に比較するとその辺りが弱いと思います。音楽はガブリエル・ヤレド、いいスコアを書いています。

でも、有名な米国女性飛行士アメリア・イアハートの映画ですから、鑑賞して何がしか 得るものはあると思います。

このブログ作成にDB版を鑑賞しています。         八点鐘

 

追記 アメリアの遭難は日本海軍によるものとか色々言われましたが、最近ではそうではなくナビゲータの誤計算による航法ミスとよるものとか。最近、某テレビ局の朝ドラでアメリア・イアハートが少しだけ登場したのでこの映画をアップしてみました。

 

 

 

 

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