レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「カウチ・イン・ニューヨーク」シャンタル・アケルマン監督のラブロマンス映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「カウチ・イン・ニューヨーク」(1996)です。

最近、この女性監督シャンタル・アケルマンが日本では再評価されようとしているようですね。何か見てようと調べていたら、この作品を持っていたので早速見てみました。

映画は、多分初めてホームエクスチェンジを題材にした映画だと思います。あの「ホリディ」と同じスタイルのラブロマンスです。

ヘンリー(ウィリアム・ハート)は、著名な精神分析医だが最近疲労気味で気晴らしを求めて、ホームエクスチェンジを行うことに。これに応じてくれたのがダンサーのベアトリス(ジュリエット・ビノシュ)、互いのアパートを交換して休暇を楽しむことになった。ヘンリーはパリ下町の彼女のアパートで暮らし始めるが、隣の家が改装中で喧しく、又部屋の中も散らかっており、加えて水漏れも酷く数日で帰り支度を始める。

一方、ヘンリーのアパートを借りたベアトリスはその豪華なレジデンスに驚き、又患者が突然訪問して来て驚き、仕方なく患者の話を聞くが、その対応が良く患者から信頼を得るようになっていた。やがて、ヘンリーがベアトリスのレジデンスへ帰ってくると…

少し地味ですが、嫌みでない良く出来たラブロマンス映画になっています。ラストお決まりのスタイル、ハッピーエンドになっています。

個人的には、ケイト・ウィンスレット、キャメロン・ディアス共演の「ホリディ」の方をお薦めしますが。理由はこちらの方が見ていて楽しいから。

この監督の有名な3時間半の作品「ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」は余り鑑賞意欲がわきませんが、この作品なら何度見ても良いかなと思います。ジュリエット・ビノッシが若くてキュートということもありますが。

もう一つ、どうしてこの作品がライブラリにあったのか、いつ購入したのか記憶にないのがいまいち良く分かりません。このDVD、輸入盤なのでシンガポールに駐在した時に購入したのだと思いますが… 年をとるとこうなので嫌だな。      八点鐘

 

 

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ここがラストシーン…

www.youtube.com    ドイツ語版予告編ですが一番画質が良いので