レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「血と怒りの河」テレンス・スタンプ主演 ラストショットが素晴らしい異色西部劇ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「血と怒りの河」(1968)です。

 

 

19世紀末のメキシコ、元革命家の盗賊オルテガ一味は、リオグランデ川を横断してテキサスに入りに入植者を襲撃するが、目が青い息子アズール(テレンス・スタンプ)は、仲間が医者の娘ジョアンナを襲おうとして仲間を撃ち殺してしまう。アズールは入植者の反撃に遭い、重傷を負っていた。ジョアンナと父は彼の手当てをする。

やがて、ジョアンナのもとにオルテガの手下がやって来て、首領が入植者を皆殺しにしてお前をを連れ戻しに来ると言い残して去って行った。アズールは入植者の為に立ち上がるのだった。場所はリオグランデ川で戦いを挑もうとするのだが…

あの性格俳優テレンス・スタンプが西部劇に主演、正統派でもマカロニ風でもない、異色の西部劇ですが、本場でロケをしているので風景が素晴らしく、美しいショットが多く中盤少しダレますが、個人的にはお気に入りの映画です。

ラストの攻防戦も「駅馬車」「ベンハー」のスタントで有名なヤキマ・カナットが担当しているので、迫力たっぷりで結構見せてくれます。そして最後に、カメラが引いていくんですね、うーん、美しいです。少し「戦場にかける橋」のようですが、上手くやっています。

でも、一番の見所はテレンス・スタンプの演技ですね。調度「テオレマ」「世にも怪奇な物語」の頃なんで凄みのある独特の演技を見せてくれます。うーん、美しいです。

このブログ作成にDVD版(輸入盤)を鑑賞しています。                      八点鐘

 

追記 この作品、かっては国内盤DVDがありましたが、現在では廃盤、今回は以前購入した輸入盤を鑑賞しました。

 

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