レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ロング・ライダーズ」ジェームズ=ヤンガー強盗団対ピンカートン探偵社を描いたセピア画調の西部劇…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロング・ライダーズ」(1980)です。

南北戦争後のミズーリ州では、ジェームズ=ヤンガー強盗団が銀行、駅馬車、列車等我が者顔で荒らしまわっていた。鉄道会社、政府はピンカートン探偵社に彼らの逮捕、掃討を依頼し全面対決となった。ヤンガー兄弟の従弟が殺され、同時にピンカートン社側も二人失ってしまう。ピンカートンはジェームズ兄弟の母親宅の捜索を行うが、手違いでジェームズの弟を殺してしまい、ジェームズ達は報復としてピンカートン社の二人を射殺するが、追跡の厳しくなりバラバラになって追跡の手を逃れる。

やがて、ジェームズ=ヤンガー強盗団はミネソタ州ノースフィールドで銀行を襲おうと計画を企てるのだが、そこにはピンカートン探偵社達が…

監督があの「ザ・ドライバー」のウォルター・ヒル、そして音楽をあのライ・クーダーが行っている。ドライでセピア画調の映像とピッタリと重なり合って、この手の映画が好きな人には魅力的な西部劇の佳作になっています。上映時間が100分という短さも好い。うーん、美しいです。

ヒル監督は、このあたりが絶好調だったと思います。映画史に敢然と輝く様な作品ではありませんが、生きの良いアクション映画を連打していました。この作品しかり「48時間」しかり「ストリート・オブ・ファイヤー」等など。

キャストは、特にデビット・キャラダインとパメラ・リードが良くて、特にキャラダインとパメラの夫が口にスカーフを挟んで大型ナイフで対決するシーン、迫力たっぷりでうれしい限りです。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。        八点鐘

 

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追記 ピンカートン探偵社には、あの「血の収穫」「マルタの鷹」の作家ダシール・ハメットが在籍していたことをご存じですか? だから、その時の体験、経験を生かしたハードボイルドタッチの推理小説が生まれたのですね。うーん、美しいです。

 



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