レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「飛べ!フェニクッス」(1965)です。
ベンガジに向かうオンボロ双発双胴C-82貨物機が砂嵐の為、飛行ルートを160マイル外れて砂漠に不時着。機長フランク(ジェームズ・スチュアート)は救援を待ったが、無線機は故障しておりルートを外れている為何の兆候もない。飲料水も少なくなり、生存者の英陸軍ハリス大尉達はそんな中オアシスを求めて出発する。更に、生意気な航空エンジニア ドルフマン(ハーディ・クルーガー)は、貨物機の使える部分を利用してもう一度飛び立とうというのだが…
監督はあの「ヴェラクルス」「特攻大作戦」「ロンゲスト・ヤード」のロバート・アルドリッチ、男臭いアクション映画が得意な監督です。サバイバル映画の傑作です。
この壊れた双発双胴機を再利用するアイデアが素晴らしいと思います。又、このドルフマンというドイツ人が皆を小馬鹿にして鼻持ちならない男を巧く演じて、ハーディ・クルーガーが素晴らしいです。うーん、美しいの極地ですね。
加えて、生存者達が皆役者ぞろいですが、特にピーター・フィンチ、リチャード・アッテンボロー、イアン・バネン、アーネスト・ボーグナイン、クリスチャン・マルカンとが素晴らしくて、もう涙物ですね。
又、ボロ貨物機から造り上げたフェニックス号という更にボロ飛行機が涙物で、エンジンを始動するのにスターターカートリッジと言う小さな爆薬の様な物を使用します。それが7個しかなくて、上手くエンジンが始動出来るかというサスペンス、本当に心臓に悪い映画ですが、とても良く出来ています。見たことある方ももう一度、興味を持たれた方も是非鑑賞して欲しい映画です。私は好きな映画なので時々見ていますが。
ドロドロハレハレの世界にどっぷりと浸かりたい人はやはりこの映画でしょう。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘
追記 リブートされた映画もありますが、そちらはいま一つと言うか…
サバイバル映画の一覧ですが
