レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「プレステージ」ノーラン監督作としては評価の別れる作品でしょう…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「プレステージ」(2006)です。

監督はあのクリストファー・ノーラン、面白い題材の映画です。こういうタイプの映画、奇術師が主人公の映画は初めてなのでは。

映画は、19世紀末のロンドンから始まります。二人の奇術師、ボーデン(クリスチャン・ベール)とアンジャー(ヒュー・ジャックマン)はかっては親友、今は互いにライバルだが、有る事件を境により激しく競い合うことになった。それは、アンジャーの妻の水槽脱出マジックでボーデンの縄の締め方がキツかったので、脱出マジックが失敗し妻が死亡してしまったのが原因だった。復讐の鬼となったアンジャーはボーデンの弾丸受け止めマジックで弾を抜かず拳銃を渡して彼の右手の指2本を吹き飛ばした。

が、ボーデンが瞬間移動のマジックで名を上げれば、どうしても彼に勝たないとアンジャーは治まらない。彼は天才科学者ニコラ・テスラの処へ行き、瞬間移動機を造り上げて欲しいと頼み込むのだが…

この作品、劇場で見た時ちょっとねというのが偽らざる感想でした。確かにテスラはエジソンを遥かに超える天才でしたが、瞬間移動機は作り上げていません。だから、人によってはバランスの取れていない作品ということで、評価が高くないと思います。

今回再見して、映画としてはとても良く出来ており、サスペンスの盛り上げ方本当に素晴らしいと思います。だから、ファンタジー映画として鑑賞すれば、いや本当に面白い作品だと思い直しました。

又、コロラドスプリングスのテスラ実験室の造形、瞬間移動機のデザイン、当時の刑務所、劇場の造りなど時代色たっぷりで良く出来ていると思う次第。だから、興味を持たれた方は、見所一杯のこの作品是非鑑賞して欲しいと思います。良い映画ですから。

そして、マジックのトリックの考案開発を行うカッターを演じるマイケル・ケインがとても良い、何か画面に登場するだけで引き締まるような感じで。うーん、美しいです。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。    八点鍾

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