レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ゴジラ-1.0/C」(2023)です。
この作品、先にカラー版をアップしており鑑賞予定は無かったのですが、モノクロ版も面白いよと言われて半信半疑で鑑賞しました。結果はあくまでも個人の感想ですが、私はこの映画はこちらの方が良い様に思いました。
理由は二つあり、その一つ目はモノクロ版の方が先の大戦に負けて、国民が無様な姿で生活している様子が更に生々しく感じられることに成功していること。
私は戦後生まれですが、小学生になって学校に通い始めた頃、その学校の薄汚れた木造校舎に驚いたことがあります。戦争に負けるということはこういうことなんだと子供なりに思ったことがあります。そういう記憶が甦りました。
二つ目は、あの伊福部昭氏のあの音楽が、更に画面にピッタリとくることを感じました。私は究極のミニマル音楽と個人的に思っていますが、モノクロ画面の方が更にシンクロ度が増して、本当に涙物だと感じました。でも、間違えないで下さい。あくまでも私個人の思いですから。
映画はカラー版とほとんど同じですが、ラスト近くで橘整備兵が震電の射出座席についてレクチャーするシーンが追加されていました。カラー版では無かったように記憶していますが。
と言うことで、興味を持たれた方はぜひ鑑賞して下さい。それなりに感じ入る処は間違いなくありますので。 八点鐘
1/32 造形村 震電
リアルモデルさんの素晴らしい作品をご紹介します うーん、美しいです