レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「氷の微笑」(1992)です。
サンフランシスコ、かって元ロックスター今はクラブ経営者がアイスピックで惨殺される。SFPD刑事ニック(マイケル・ダグラス)と相棒のガスと捜査に当たることになった。被害者の当日の行動を調べるとキャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)と動いており、彼女をアリバイを調べることになり、彼女の出頭を要請する。彼女はすこぶる美しいのだが、何やら黒い疑惑の様な物を感じるニック、やがて彼は彼女の虜になり何やら身動きが取れなくなってしまうのだった…
一番元気な頃のバーホーベン映画です。お話は在り来たりな物ですが、あのキャサリンをシャロン・ストーンがそれこそ体当たりで演じ、エロチックでスキャンダラスな映画になっています。ここが見せ場になっています。普通のノワールスリラーにはなっていません。
久々に再見しましたが、スキャンダラスな映画ですがとても面白かった。特に、シャロン・ストーンが良いですね。対してマイケル・ダグラスはやたらキレる刑事で、見ていて怖いほど、こんな刑事いるのでしょうか? 日本にはいないな…
今回気付いたことがあります。あのジェリー・ゴールドスミスの音楽がほぼ全編休み無く流れていました。まるでつまらないストーリーを補完するように。これには驚きましたが、こういうのも有りでしょう。この映画のゴールドスミスの映画音楽もそんなに冴えてはいませんが、この作品には十分すぎると感じました。
映画は、本当に楽しめました。最後にもう一つ、キャサリンが運転するロータス・エスプリSEは、彼女に良く似合っていました。ここだけですが、うーん、美しいです。
このブログ作成に128分版BDを鑑賞しています。 八点鐘