レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「BODY/ボディ」(1993)です。
老年の富豪マーシュが心臓発作で亡くなった。残されていた自家製ポルノ映像にはマーシュがハンケチでベットに縛り付けられ、彼の愛人レベッカ(マドンナ)がサデスティックな行為を行っていた。当然、レベッカは殺人の罪で逮捕される。国選弁護人フランク(ウィレム・デフォー)がレベッカの弁護に任のだが…
あのポップの女王"マドンナ"が主演したサスペンス映画です。当時、巷では評判が悪く、最低映画の烙印が押された様な作品です。ところが、ジュリアン・ムーアが共演していると聞いて、今回再見しました。
彼女、ジュリアン・ムーアは、結構重要な役で、弁護士フランクの妻として登場していました。冒頭直ぐデフォーとの絡みの官能シーンもありなかなか見せてくれました。
が、彼女曰く「最低のヌードシーン」と言ったとか、真偽の程は判りませんが。
この映画自体、プロットもありきたりですが、法廷サスペンスとして生真面目に纏めています。監督ウーリ・エーデル、私はあの薬物映画「クリスチーネ・F」しか見ていませんが、感じこの手の映画には少し不向きの様に思います。もう少しハッタリの効く監督、例えば、ポール・ヴァーホーベンとかケン・ラッセル監督辺りが担当したらもっともっと面白くなったと思いますがね。マドンナ様は神妙に演じています。もう少し弾けて欲しかったと思います。
でも金の掛かった映画なので、キャストもジュリアン・ムーアを始めアン・アーチャー、フランク・アンジェラ、ユルゲン・プロホノフとかなり豪華です。そういう意味では、勿体ない映画だと思います。あの愛欲シーンも、もう少しハードでも良かったかなと思うぐらいですが。まあ、楽しめます。
私が鑑賞したのは輸入盤BDでNC-17(17歳以下は鑑賞不可)と言うものですが。
八点鐘
このシーンはアチチ、でしたが
映画としてはこちらの方が面白いですが