レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「300 <スリーハンドレット>」(2006)です。
BC480年、スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)は、ペルシャ帝国からの使者を迎える。使者はレオニダスに言う。ペルシャの軍門に下れと。王レオニダスは瞬時に使者を底無し穴に蹴り落とす。王レオニダスは歩兵300人を連れて敵ペルシャ軽歩兵を灼熱の門にて待ち伏せ、殲滅戦を繰り広げる戦いを実行するのだが…
CGとスローモーションを巧みに使った盾と剣の格闘戦が見物の歴史映画です。それが、時々おっと驚く様な効果を上げており、今までにない魅力を持った西洋剣劇映画になっています。加えて、この映画ですがスタジオで全て撮影している様な気がします。そういう意味でも、実験的な映画ですがCGを多用した視覚的な映像効果は更に成功していると言って良いと思います。
ジェラルド・バトラーがとても良いです。恐怖の暴力王と言うような感じで、バッタバッタと敵ペルシャ軽歩兵を薙ぎ倒すあたり、まるで荒れ狂う鬼神の様で。少しばかりグロいですがそんなに生々しくなくて、うーん、美しいと思います。
そういう映画です。若干癖のある映画ですが、なかなか良く出来ていると思います。王妃ゴルゴを演じるレナ・ヘディもはまり役の様に思えます。でも、個人的にはサラミス海の艦隊決戦を描いた続編「300 スリーハンドレット帝国の進撃」の方が何か惹かれますが。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘