レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ファイナル・プラン」(2020)です。
リーアム・ニーソン最新作です。「マイケル・コリンズ」のような重い作品ではなく、「96時間」シリーズのような娯楽作です。
映画は"速攻強盗"と呼ばれる銀行強盗トムは、ある時アニーと言う女性に会い、惚れてしまう。彼女と暮らす為、銀行強盗で得た現金を返還、自首しようとFBIに連絡するが、ニーヴンスとホール捜査官は、その現金に目が眩み強奪、トムを殺そうとするのだが…
冒頭、マイケル・マン監督「クラッカー」のような金庫破りシーンから始まるので期待しましたが、それほど見応えのある作品ではありません。ラストも含めて楽しく鑑賞出来る作品です。ガンファイトシーンも多くカットのキレも良く、面白く出来ています。
最近のサスペンススリラーでは、「21ブリッジ」程ではありませんが、意外と良く纏まっており、監督、脚本を担当しているマーク・ウィリアムズはまずまずの腕前です。
トムの恋人を演じるケイト・ウォルシュも登場した時は、大丈夫かなと思いましたが物語が進むにつれてなかなかチャーミングでとても見所があります。
ニーソンは、この手の娯楽アクションと「シンドラーのリスト」「マイケル・コリンズ」「沈黙 サイレンス」の様な志の高い作品のツートラックで進んで行くように思います。頑張って欲しいと思います。
次回作を楽しみにしています。 八点鍾
追記 15年式ダッジチャージャーを潰したのはもったいない。
リーアム・ニーソン待機作①
リーアム・ニーソン待機作 ② オーディナリーラブ
公開されるかどう分かりませんが…
「クラッカー」
タンジェリンドリームの音楽が素晴らしい、お薦めです