レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「110番街交差点」(1972)です。
この映画とてもレアな作品ですが、当時のNYの世相というか空気感が良く出た映画だと思います。但し、同様な映画「フレンチコネクション」「ダーティハリー」程の出来ではありません。暴力描写に光るところがありますが。
映画をご覧になると判りますが、ドキュメンタリータッチで好いんですが、少し荒さを感じます。監督はTV出身バリー・シャー、次作「死の追跡」と言う西部劇もありましたが、今一歩で残念ですが伸びなかった。
映画は、ハーレムでマフィアの賭博集金所が3人組の強盗団に襲われる。その時、二人の警官が犠牲になる。マフィアは娘婿ニックを向かわせる。NY市警はイタリア系マテリ刑事、黒人刑事ポープで捜査を始める。
が、強盗団の一人がキャバレーで豪遊し、それを聞きつけたニックがその黒人チンピラをサディステックにいたぶる。やがて、又一人とニック達に強盗団の一人がやられる。
マテリとポープに黒人ギャングからタレコミがあり、マフィア、市警、黒人ギャングの三つ巴の大団円が始まるのだった…
マテリをアンソニー・クイン、ポープをヤフェット・コットー、ニックをアンソニー・フランシオサが演じており、ニックがなかなか良い。ドン・シーゲル辺りが監督していたら、もっと面白くなったと思います。
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