レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ワンダーストラック」トッド・ヘインズ監督の聾唖者を主人公にしたメルヘン風作品…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ワンダーストラック」(2017)です。

映画は、中々凝ったスタイルで構成されています。1927年聾唖の少女ローズがニューヨークに向かい女優リリアン・メイヒューに会いに行く物語と1977年少年ベンが父親に会うために亡くなった母親の遺品「ワンダーストラック」の中のしおりに書かれた電話番号からニューヨークに向う物語が交互に組み合われてそこがこの作品の魅力ですが、うーん、何というか構成が良くありません。

 

同様の作品に名作「ゴッドファーザーPARTⅡ」がありますが、あの作品程スムーズな展開になっていません。そこが残念なところです。ラスト近くに登場するジュリアン・ムーアの生い立ちが判ると、そういうことなのかとすっきりするのですが、そこまでの展開が少しばかりまだるっこしくて。

 

だから、「エデンより彼方に」「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」には及びません。そういう意味で残念な力作と言うところかな。ああ、もう少しなんですけど。

 

でも、真摯に製作された映画なので腹は立ちませんが。興味のある方は是非ご覧ください。アマゾンプライムでタダで鑑賞できます。        八点鐘

 

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