レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」独特な世界観を持ったSFアニメ作品は好いですね…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021)です。

 

映画は、パリ市街戦の復興作業から始まり、アスカ、シンジとレイが放浪の果て第3村に辿り着く。彼等は重過ぎる体験から廃人の様であった。やがて本当の自分を取り戻して、そしてNERVとの戦いの準備をし始めるのだった…

いまや日本のお家芸アニメ映画です。昔の漫画と違い、最近のアニメは独特の世界観がガッチリと構築されており、下手な小説より理解し難いものがあります。このアニメ映画等は、その最右翼と言って良いでしょう。私なんか理解するのが大変です。

そしてアニメも大きく変わりました。その昔ラルフ・バクシがアニメ版「指輪物語」(1978)を製作する時にロトスコープを多用したと聞きましたが、もう今では時代が変わりCG、モーションキャプチャーの多様で驚くべき効果を上げているのでしょう。

映画は、コテコテのエヴァンゲリオン・マニアの方は大変楽しめるでしょうが、そうでは無い方はその世界観を把握するだけでも大変です。ですが丁寧な作画で、且つかなり独創的なデザインのエヴァンゲリオン(汎用人型決戦兵器)、旗艦ヴンダーと呼ばれる宇宙船等なかなか見応えがあります。アニメでもここまで出来るのですね。

ラストは、少し変わったスタイルで押井守監督「アヴァロン」のようですが、私はその昔見たパトリック・マッグハーン主演英国TV作品「プリズナーNo.6」を思い出しました。庵野監督は、多分ご覧になっているのではないかと邪推しますが。

以前、私はこの作品を劇場で鑑賞しましたが、何の予備知識もなかったので何をやっているのか全く理解できませんでした。

今回再見し、所々停止して見直してようやく理解することが出来ました。このような経験は、あの「攻殻機動隊」以来です。あの作品も、最初見た時は何をやっているのか全く理解できませんでした。

このブログ作成にBD版(3.0+1.11)を鑑賞しています。       八点鐘

 

                                完成品を売っているのですね、美しいです

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