レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「マキシマム・リスク」監督リンゴ・ラム、ジャン=クロード・ヴァンダムを迎えてのアクション映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マキシマム・リスク」(1996)です。

映画は南仏ニースから始まります。ミカエルと言う男が逃げている。が、やがて車に衝突して死んでしまう。刑事セバスチャン(ジャン=ユーグ・アングラード)の訪問を受けるアラン(ジャン=クロード・ヴァンダム)、二人は亡くなったミカエルを見て驚く。ミカエルははアランと瓜二つだった。母に聞くと双子だった、生活に困窮していたので弟を養子に出したという。斡旋してくれたパリの弁護士に行くと、事務所は火の海で弁護士は殺されていた。NYからニースに何をしてに来たのか? ロシアンマフィアがらみの陰謀の匂いを嗅ぎ付けたアランは、身の危険を顧みずミカエルに扮して単身NYへ向かうのだった…

主演がジャン=クロード・ヴァンダム、監督が香港映画の雄リンゴ・ラムとくれば、やはりちょっとは期待しますね。映画は、ベラボーに良いアクション映画ではありませんが、先ずは楽しめる映画になっています。頭を空っぽにして楽しむアクション映画です。ヒロインはあのナターシャ・ヘンストリッジなので…

この時期、ヴァンダムは「ハードターゲット」「タイムコップ」「サドンデス」となかなか面白いアクション映画に立て続けに主演していたので、この映画もこじんまりと上手くまとまっていました。そういう意味では、彼の最良の時代だったのかもしれません。アクションバッチリの色男だったので、もう少し良いエージェント、センスの良いアクション派の監督と巡り合えたら、もっともっと活躍していただろうと思います。

ラスト、ベレッタ92FSを構えるヴァンダムは中々イカスのですがね。まだ60代前半なので、個人的にはもう一花咲かせて欲しいと思います。

タラちゃんあたりに見込まれるといい味出て来ると思いますがね。頑張って欲しいと思います。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。      八点鍾

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