レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「デューン/砂の惑星」今回は失敗作と言われたデイヴィッド・リンチ版の紹介ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「デューン/砂の惑星」(1984)です。

 

 

遠い未来、皇帝シャッダム4世によってアトレイデス家は惑星カラダンから、俗に砂の惑星と呼ばれる惑星アラキスへ転封(国替え)となった。アトレイデス達はそこでスパイスの量産を上げることに力を入れるのだが、そこには皇帝シャッダム4世の隠された陰謀があり、アトレイデス達は宿敵ハルコネンと皇帝軍の攻撃を受け、バラバラになってしまう。上手く脱出に成功した息子ポール(カイル・マクラクラン)はフレーメンの領土に逃げ込むのだが…

「エレファント・マン」のデイヴィッド・リンチ監督のSF大作です。当時は、失敗作と味噌コケに評されたのですが、いやいやどうして今回再見して見所あり大作だと思います。但し、前半はなかなか面白いのですが、後半は端折り過ぎて分かり難い感じ、この辺りをもう少し丁寧に描写すれば、最後のポールとラフタの決闘シーンがもっと盛り上がるのですが、残念です。

キャストもフランチスカ・アニス、シルヴァーナ・マンガーノ、ホセ・ファーラー、スティング、ユルゲン・プロホノフ、マックス・フォン・シドー等個性派が揃っています。皆さん頑張っています。

リンチ監督には少し荷が重過ぎたように感じますが、スペーシングギルド、砂の惑星の怪物サンドワームとかアトレイデス家、ハルコネン家のおどろおどろしい造形等結構見せてくれます。もともとはリドリー・スコット監督が担当する予定でしたが、兄の死でこのプロジェクトから手を引いたそうです。この映画は、どちらかと言えばスコット監督の方が合っている感じがします。

個人的には、少し前公開されたドゥニ・ヴィルヌーブ監督版「DUNE/デューン 砂の惑星」の方がスタイリッシュで好ましいと思いますが、このリンチ版も悪くありません。再認識しました。うーん、美しいです。

このブログ作成にDVD版(輸入盤)を鑑賞しています。           八点鐘

 

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