レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「胸騒ぎのシチリア」あのジャック・ドレー監督「太陽が知っている」のリブート作品ですが…

レタントンローヤル館(八点鐘)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「胸騒ぎのシチリア」(2015)です。

映画は、世界的な人気を誇る女性ロックボーカリスト、マリアン(ティルダ・スウィントン)は喉を痛めて声帯の手術を終え、南イタリアの孤島シチリア パンテッレリーア島でのんびり過ごしていた。勿論恋人のポールと一緒に。そこにハリー(レイフ・ファインズ)が娘ペン(ダコタ・ジョンソン)と共にやって来た。ハリーはかってマリアンの夫であり知性はあるのだが、遠慮なく喋りまくり態度も横柄で、やがて彼は破局に向かってしまう…

前述したようにこの映画は、1968年に公開されたアラン・ドロン、ロミー・シュナイダー主演の異色作「太陽が知っている」のリブート作品です。少しばかりスタイリッシュでユニークな作品で、少し登場するのが早かったような映画でしたが、この作品はだいたい同じプロットですが、少し趣が違い、前半の人物描写、ストーンズのパーカッションのエピソード、イタリア料理、地場の祭り等風俗など細かい描写が中々興味深い映画になっています。監督は「ミラノ、愛に生きる」「サスペリア」のルカ・グァダニーノ、なかなか興味深く纏めています。

特に面白いのが、ハリーの人物描写でレイフ・ファインズというとブリティシュ・エスタブリッシュメントのような雰囲気を醸し出す人物の役が多いのですが、こんな賑やかなスタイルの彼を見るのは初めてです。もう滅茶苦茶弾けちゃっています。結構、笑えますね。意外ですし、こんな役出来るのですね。少し見直しました。

そこらが一番の魅力な映画で、あの「太陽が…」とは別の映画になっています。映画としては、もう少しダコタ・ジョンソンに色気があると更に輝く映画になると思いますが。但し、高校生という設定なのでこんなものかもしれませんが。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。      八点鐘

 



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