レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「アラモベイ」 ルイ・マル監督の社会派サスペンス映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アラモベイ」(1985)です。

 

 

映画は、流れ者のベトナム人デインがテキサス州アラモベイに辿り着くところから始まります。デインはウォーリーの処でエビ漁船に乗って働き始める。朝から晩まで一生懸命働く彼らは、やがて昔からエビ漁を行っていたピアース(エド・ハリス)達の既得権を犯し始めて、ピアース達はKKK団と共にベトナム人達を迫害し始めた。ウォーリーの娘グローリー(エイミー・マディガン)は大きな事件にならない様に奮闘するのだが…

ルイ・マル監督の社会派サスペンスです。KKK団が登場するのには驚きました。全体によく纏まっていますが、残念なことにラストがいま一つ盛り上がりません。そういう意味で残念な力作と言って良いと思います。音楽もライ・クーダーを起用していますが、おっ!という感じがしません。

もともとマル監督は、この手の社会派サスペンスは初めてでモブシーン等は初めてだったと思います。この手の経験がないと何だか盛り上がらない映画になってしまいます。

個人的には、男女のキメ細かい心理描写等が得意な監督なので、ホンが合っていないように思います。例えば、この時期コスタ・ガブラス監督がハリウッドで活躍していますが、このホンはガブラス監督向きだと私は思いますが。

でも、エド・ハリスとエイミー・マディガンは素晴らしく、特にラストのエイミー・マディガンの悲しい表情はとても良いですが。ですから、マル監督が大好きと言う方であれば良いと思いますが、そうでない方にはあまりお薦めできないと思います。

 

このブログ作成の為VOD(アマゾンプライム)にて鑑賞しています。     八点鐘

 

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