レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「フェルショー家の長男」"私の名はミシェル・モーデ…"というセリフで始まるメルヴィル監督日本未公開作…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画はメルヴィル監督日本未公開作「フェルショー家の長男」(1963)です。

 

 

いや、ずっーと見たいなと思っていた映画です。今回DVD(輸入盤英語字幕付き)を手に入れましたのでご紹介したいと思います。メルヴィル初のカラー作品で画面サイズはイーストマンカラー 2,35:1サイズです。

映画は、冒頭ミシェル・モーデ(J・P・ベルモンド)は対戦相手にKOを食らい、ボクシングのキャリアを諦めて妻を捨てて、個人秘書を探していたデュドネ・フェルショー(シャルル・ヴァネル)の下で働くことになる。フェルショーは一代で巨万の富を築いた男で、その昔数名の黒人が死亡した容疑で世間から姿を暗ます必要があった。

二人は、米国に渡り銀行から金を降ろしてオールズモビル F85カットラスに乗り込みルイジアナ州ニューオリンズへ向かうのだった…

と言う内容で、メルヴィル得意のノワールスリラー色は薄く、ロードムービードラマです。だから、犯罪映画と思ってみると完全に当てが外れます。でも、この作品は老年を迎えたフェルショーがモーデと共にニューオリンズに向かい、彼の若さに嫉妬、憧れるドラマとしてみるとなかなか良く出来ていると思います。

ラスト、フェルショーが土地のワル達に襲われモーデが助けるあたり若干舌足らずですが、いい味が出ていると思います。でも、この作品と「モラン神父」「いぬ」を比較すると、私は「いぬ」「モラン神父」の方を選びますが。でもいい映画です。       

                                 八点鐘

 

追記 

この映画の原作はジョルジュ・シムノン、私は読んだことありませんが小説は南米が舞台のようです。ラストも少し違うそうです。映画には、ステファニア・サンドレリがヒッチハイカー役で登場します。でも、私は最初分かりませんでしたが。

メルヴィルはこの映画の題名を「尊敬すべき若者」にしたかったとか、購入したDVDの題名は「An Honorable Young Man」となっていました。DVDは発色も画質も良く、私は大変満足しています。メルヴィルが大好きな方、知的好奇心を満足されたい方はぜひ鑑賞して下さい。楽しい時間を過ごされると思います。

最後に、このブログ作成にルイ・ゲイラ著「サムライ ジャン=ピェール・メルヴィルの映画人生」訳井上真希を参考にしています。            八点鐘

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com

 

wedplain15.hatenablog.com