レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「グランツーリスモ」(2023)です。
この映画は、シュミレーションゲーム「グランツーリスモ」のチャンピン、ヤン・マーデンボローが日産が主催する「GTアカデミー」に招かれドライバーとしての特訓を受け、プロドライバーとして成長し、あのル・マン24時間耐久レースで勝利するまでを描きます。
この作品、実話なんですね。いや、知りませんでした。この映画を見るまで、シムレーサーと言う言葉さえも知りませんでした。もうそういう時代なんですね。物凄い時代になったものだと思います。注)シムレーサーとは、PC、ゲーム機中で行われるバーチャルなレーシングゲーム、又はそのドライバーのこと。
監督は「第9地区」「エリジウム」のニール・ブロムカンプ、前作「デモニック」がいま一つの出来だったのでもうダメになってしまったのかと思いましたが、この作品は素晴らしい、見事復活と言ってもいい出来です。うーん、美しいです。
GTアカデミーのGT-Rニスモを使用したトレーニング、ニュルブルクリンクのアクシデント、ラストのル・マン迄結構見せてくれます。特にル・マンのレースシーンは迫力があって良いと思います。ミュルサンヌコーナーまでのストレートは迫力があって素晴らしいです。クールな映画です。この手の映画が大好きな方でも、そうでない方でも楽しめること間違いないと思います。
キャストでは、ヤンを指導する元レーサーを演じるデビッド・ハーバーが良い感じで、酸いも辛いも知っているその味わいがとても良かった。
この作品、BD版で鑑賞しましたが、こういう内容だと知っていたらIMAXで見たかったな、そういう映画です。残念だったな。 八点鐘
追記 もはや色々な意味で東京は"聖地"なんですね。この映画を見てそう実感しました。だったら政治家の人達はそれを踏まえて、グローバルプレイヤーと言う立ち位置で振舞って欲しいなあ。