レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「三つ数えろ」ハワード・ホークス、ハンフリー・ボガート、レイモンド・チャンドラーのハードボイルド映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「三つ数えろ」(1946)です。

私立探偵マーロウ(ハンフリー・ボガート)は、大富豪スターンウッド将軍の邸宅を訪れる。彼はマーロウに末娘カルメンが博打の借金督促に合っている様なのでガイガー古書店主に会って話を付けて欲しいと依頼される。マーロウはガイガー古書店を訪れるが店主は不在、何やら引越しをしている様なのでその車を追跡した。街外れの一軒家に別の車がやって来る。運転していたのはカルメンだった。家に入り暫くすると、銃声が聞こえる。マーロウが中に入ると、そこにはガイガーの死体、隠しカメラ、酩酊した大富豪の娘カルメンを見つけるのだった…

レイモンド・チャンドラー著「大いなる眠り」をあのハワード・ホークスが監督し、マーロウをハンフリー・ボガートが演じた作品です。今回は1946年版を取り上げます。

率直に言いますが、この作品プロットが解り辛いと思います。

この小説は、映画化には内容的にも難しい様に思います。チャンドラーをよく読んでいる人ならわかると思いますが、チャンドラーは推理作家として器用な作家ではなく、自分が書いた短編小説を繋ぎ合わた長編小説をちょくちょく創造していたようです。だから、時々うまく纏まらなくて…

例えば「さらば愛しき女よ」「長いお別れ」はうまく纏められますが、この作品はちょっと複雑すぎて、映画化には大変だったと思いますが。でも、ちょっと大変ですがハードボイルド映画としては良く出来ていると思います。

ハンフリー・ボガートは小粋で、クール、でも人としての情けと言うような物を持っている感じで、うーん、美しいです。

古い作品ですが、半世紀以上経過したこの時代に見ても良く出来ていると思います。映画は、その殆どがセット撮影ですが、それが又優雅な雰囲気と共に時代を醸し出して、たまにはこういう映画も良いですね。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。            八点鐘

 

1938年モデル プリマスデラックス うーん、美しいです

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以下はこのブログで紹介した私立探偵映画です。

 

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