レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ジャングル・クルーズ」(2021)です。
1916年、第一次大戦2年目。リリー博士(エミリー・ブラント)は、アマゾン奥地で囁かれている"永遠の命"を授かると言う奇跡の花を探し求めていた。アマゾンクルーズ船船長フランク(ドウェイン・ジョンソン)を相棒にアマゾン奥地へ船を進めるのだが、ドイツ帝国ヨアヒム王子によるアギーレ復活により、リリー達の冒険は…
「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」等サスペンス映画で名を成したジャウム・コレット=セラ監督初のファンタジーアドベンチャー映画です。デイズニーのアトラクション「ジャングルクルーズ」の映画化なので、お子様ランチの様な作品かなと思っていましたが、そんな感じではなく意外に良く出来たアドベンチャー映画になっていました。個人的には「アフリカの女王」と「マーフィの戦い」を足して2で割ったような映画を期待していましたが。
アギーレ、そうあのヴェルナー・ヘルツォーク監督の映画「アギーレ/神の怒り」のロペ・デ・アギーレが出て来るんです。そういう意味で結構変な映画ですが。
映画は、パイレーツ・オブ・カリビアンとかハムナプトラシリーズのような味わいで、良く纏めていると思います。今まではノワールスリラー、ポリスアクション映画からもう一つジャンルを広げることが出来ており、今後さらに楽しみな監督になってきました。
次回作は、「ブラックアダム」と言うコミック物なので、大丈夫かなと思いますが、彼なら難なくこなすことでしょう。楽しみにしています。 八点鍾