「ロスト・マネー 偽りの報酬」S・マックィーン監督新作ですが、日本ではビデオスルーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ロスト・マネー 偽りの報酬」(2018)です。

 

f:id:wedplain:20200920070315j:plain

「それでも夜は明ける」でアカデミー賞作品賞を受賞したスティーブ・マックィーン監督のノワールフイルム作品ですが、残念ながら日本では劇場公開されずに、ビデオスルーでした。今回、BD版を入手しましたのでその印象を簡単にご紹介したいと思います。

 

実は、この作品、私がベトナムに居る時、劇場で予告編を見たことがあります。が、待っても待っても公開されて・・・ よくあります。多分、ベトナムでも興行価値が低いと判断されたのでしょう。

 

でも、映画はとても良く出来ています。このレベルのノワール作品が年に数本公開されると、私としては大変嬉しく思います。

 

映画は、強盗団のボス、ハリー(リーアム・ニーソン)と仲間三人が現金強奪に成功するのですが、車を交換している時に警官隊に囲まれて、銃撃戦となり車が爆発炎上してハリー達強盗団は全員死亡。

 

残された妻、恋人4人は寂しく生活を送っているのですが、ある時、市議会候補ジャマールからハリー達を奪った現金200万ドルを返してくれと恐喝される。

茫然とするハリーの妻ヴェロニカ(ビオラ・デイビス)ですが、残った財産を処分しても返済しきれないので、仕方なく未亡人達(エリザベス・デビッキ、ミッシェル・ロドリゲス、シンシア・エリヴォ)を集めて、ハリーの次の強奪計画を実行するのだが・・・

 

この様に書くと何だかコメディ映画のようですが、どんでん返しに次ぐどんでん返しで中々うまく纏めています。シカゴの市議会選挙を上手く絡めて、少しばかり社会ドラマ風ですが、とても上手くかいつまでいるので重くなっていません。

 

で、よく見たら脚本があの「ゴーン・ガール」のギリアン・フリンなんです。だから、面白い訳です。エリザベス・デビッキは「テネット」では、お人形のようですが、こちらでは血の通った演技をしているのは、監督の腕前の差でしょう。ですが、映画の仕掛けの大きさでは、この作品、ノーラン監督の腕前には適いません。

 

ビデオスルーなんて本当にもったいない作品ですが、それでも鑑賞することが出来たから、良しとするところでしょう。

 

レンタルビデオ店で見つけたら、一度ご覧になってください。意外な拾い物と言ったら怒られますが、とても良い作品です。            八点鍾

 

f:id:wedplain:20200920070348j:plain

f:id:wedplain:20200920070412j:plain

f:id:wedplain:20200920070434j:plain

f:id:wedplain:20200920070458j:plain

f:id:wedplain:20200920070526j:plain

f:id:wedplain:20200920070548j:plain






 

 

 

 

「テネット」スーパーエージェントは、時空を超えて世界を救う・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「テネット」(2020)です。

 

f:id:wedplain:20200918174325j:plain



前作「ダンケルク」で3つの時間軸をうまく纏めた実験戦争映画を製作したクリストファー・ノーラン監督の最新作です。

 

この作品も一言で言えば、大変ユニークな構成を持ったSFエスピオナージスリラーです。多分にB級ティスト味なところが嬉しくなります。007映画を横目で睨みながらこういうスリラー映画が作りたかったのでしょう。

 

映画は、ウクライナ、キエフ国立オペラハウスがテロリストに占拠されるところから始まります。が、占拠されるや否や特殊部隊が押し寄せ、加えて"アメリカ人"と呼ばれる特殊部隊3名(うち一人が主人公:ジョン・デビィッド・ワシントン)、彼ら3名は別の要人救出を目指していたのが、ウクライナ特殊部隊に発見され、うち2名は拘束され、拷問を受けます。主人公は毒入りカプセルを飲み自殺します。

 

が、気が付くとそこは船上で、別の男がいて、あの作戦はフェイクだ、君の作戦に対する取り組み方を評価するので、別の作戦に参加して欲しいと。この作戦を遂行できるのは君だけだと。そして、テネットと言う言葉を忘れるなと。

 

別の建物で、ある女性から未来からこのような物が送られてきていると説明を受ける。それは"時間を逆行する弾丸"で、その弾丸の金属には特殊な成分が含まれており、それを扱っているムンバイにいる武器商人プリヤから亡命ロシア人武器商人セイター(ケネス・プラナー)が扱っているプルトニウム241の追跡をニール(ロバート・パティソン)と二人で始めるのだが・・・

 

思うに、ノーラン監督は007タイプのスパイアクションも、ル・カレ原作のエスピオナージスリラーも作りたくなく、自分独特の話術で語れるアクションスパイスリラーを製作したかったのだと思います。

 

その視点から見れば、大変良く出来たノーランワールドのスリラー映画になっています。でも、逆行する弾丸はやはり時間を逆行するので、タイムトラベラーストーリーになり、それはそれでいいのですが、やはり言葉が良くないのですが、複雑さが出てきて、判り辛くなったのではと思います。

 

でも、私から見れば、これはB級ティスト味でなのでとても嬉しくなりました。それをオーバー200億円の予算で映画化しているので面白くないわけありません。

ディテールも、例えば双胴ヨットのレースシーンとか、オスロ空港のフリーポートなる富裕者向け荷物預かりシステム(これは良い脱税倉庫ですね)等とても面白いと思います。

 

この作品では、ケネス・プラナーが、貫禄たっぷりの、サディストの武器商人を演じて素晴らしい。

エリザベス・デビッキは美しく気品がありますが、もう少し色気が欲しいと思いますが、ノーラン監督あまり女性を描くのが上手くないのかもしれません。

 

この作品は、この秋一番の楽しいアクション大作だと思います。バッチリと当てて、がっぽり稼いで、次作もサスペンススリラー大作を期待しています。        八点鍾

 

追記 この作品はドルビーシネマで鑑賞しました。音響効果が素晴らしく、大変楽しめました。やはり、この手の作品は、IMAX又はドルビーでと言うことになるのですかね。

 

f:id:wedplain:20200918174414j:plain

f:id:wedplain:20200918174436j:plain

f:id:wedplain:20200918174501j:plain

f:id:wedplain:20200918174526j:plain

f:id:wedplain:20200918174626p:plain

f:id:wedplain:20200918174651j:plain

f:id:wedplain:20200918174723j:plain

f:id:wedplain:20200918175133j:plain

f:id:wedplain:20200918175202j:plain









 

 

 

 

「サスペリア」新鋭ルカ・グァダニーノ監督のホラーサスペンス映画力作ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「サスペリア」(2019)です。

f:id:wedplain:20200917092944j:plain

IMDb

映画は、西ドイツ、土砂降りのベルリンにあるマルコス舞踊団にアメリカからスージー(ダコタ・ジョンソン)が入団するためにやって来る。見事、オーディションに合格するが、団員が失踪したり、警察が調査に来たり、この舞踊団は何か秘密がありそう。友人のサラは、マルコス舞踊団の建物の中に秘密の部屋を見つける。

マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)は、モダンダンス「民族」を上演するため、練習を続けるスージーだが、ある時意外な事実を知ることになる・・・

 

「ミラノ、愛に生きる」「胸騒ぎのシチリア」で頭角を現しているルカ・グァダニーノ監督の1977年に製作された「サスペリア」のリブート作品です。

「太陽は知っている」のリブート作品、「胸騒ぎのシチリア」よりパゾリーニ監督「テオレマ」をベースにした「ミラノ、愛に生きる」の方を買いますが、この監督、結構成長株の監督と考えています。

 

この作品も、70年代末の西ドイツの社会情勢をバックに、スージーと母、クレンペラー博士とその妻の過去、スージーとマダム・ブランの三つの物語を重層的に組み合わせて、結構面白く鑑賞しました。

 

ティルダ・スウィントンはまさに適役で、彼女が画面に出ているだけで、魔女そのものの様な存在感が醸し出されています。ダコタ・ジョンソンも「フィティ・シェイズ」シリーズ、「胸騒ぎのシチリア」では余り冴えていませんでしたが、この作品ではとても艶のある演技をして、ひと回り大きくなったに感じました。

でも、最後の黒魔術集団 ? の儀式の処がね・・・

 

例えば、アバンギャルドダンス「民族」なんて、大胆で、とてもエロチックで迫力があり、音楽もトム・ヨークを起用して良いセンスしているんですが。

 

その昔、モスクワ映画祭で「仁義なき戦い」が上映されました。ロシアの人達はその抗争劇の血なまぐささに、まるで"バケツで血を汲み上げる程の流血"と表現しました。

私も、最後のシーンはまさにそう表現したいと思います。良いシーンも一杯あるのですが・・・

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。         八点鍾

 

f:id:wedplain:20200917093030j:plain

f:id:wedplain:20200917093113j:plain

f:id:wedplain:20200917093141j:plain

f:id:wedplain:20200917093210j:plain

f:id:wedplain:20200917093234j:plain

f:id:wedplain:20200917093300j:plain

f:id:wedplain:20200917093326j:plain

f:id:wedplain:20200917093351j:plain

f:id:wedplain:20200917093415j:plain

 

「レヴェナント:蘇えりし者」サバイバル・ウェスタンの超重量級力作ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「レヴェナント:蘇えりし者」(2015)です。

 

f:id:wedplain:20200916064214j:plain

この作品は、1971年、リチャード・C・サラフィアン監督リチャード・ハリス主演「荒野に生きる」とほぼ同じ内容と思います。Wikiで確認したら、同じ人物ヒュー・グラスの体験を下にしているようです。

但し、「荒野に生きる」は、ザカリー(リチャード・ハリス)とヘンリー隊長(ジョン・ヒューストン)との和解がテーマでしたが、この作品では、それが復讐になります。

 

アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のこの作品は、19世紀前半北米、物凄く厳しい極寒期を舞台に、毛皮猟民の驚くような体験がベースになっています。

グラス(レオナルド・ディカプリオ)一行は、毛皮を狩猟しながらミズリー川を下り、砦に戻ろうとした時、原住民の襲撃を受ける。何名かはやられたが毛皮と共に船に乗り込んで、砦に向かうが、グラスは船を降りて、山を越えて砦に戻る方が間違いないと判断して、森の中を進むと彼は熊に襲われて、瀕死の重傷を負う。

 

連れて帰ろうとするが、山道を超えることが出来ないので、グラスが絶命したら、埋葬することを条件に3名が残る。が、フィッツジェラルド(トム・ハーディ)は金目当てに、残ったグラスの息子を殺しグラスを埋め、ブリッジャーに嘘をついて本隊へ戻るのだった。

やがて、覚醒したグラスはフィッツジェラルドを復讐すべく、その極寒の大地の上を身体を癒しながら追跡するのだった・・・

 

自然光のみで撮影した素晴らしく美しい極寒の風景の中、グラスの家族の想い出、原住民との闘い、冒頭の襲撃シーンはとても迫力があります、色々な出来事が交錯しながら、物語は進行していきます。

生魚を取って食べたり、極寒の中、川を泳いだり、原住民に襲撃を受け、崖から転落、寒さをしのぐ為に死んだ馬の腹を裂いてその中に入り、暖をとる等結構凄いシーンの連続です。役者にとって演技以上のものを要求しているようで大変だったと思います。

 

勿論、グラスとフィッツジェラルドとの最後の死闘も、痛いシーンの連続で見る側は見ていてとてもとても・・・

私がベトナムの劇場で鑑賞したのは、国際版だったのでしょう。グラスの想い出、夢のシーンはバッサリとカットされていました。これらのシーンはアメリカ大陸の開拓の歴史がまるで地獄図の様に思わせますが・・・

 

前述したように、エマニュエル・ベルツキ撮影の素晴しいショットがこの厳しい映画の癒しになっていることは確かです。

色々な意味で、イリャリトゥ監督の超重量級力作は大変な作品です。役者、衣装、撮影隊、そして美術班も物凄く大変だったことが判ります。その努力は画面からほとばしっているのが十分確認できるのです。こういう作品はめったに見ることが出来ません。

 

「荒野に生きる」もとても立派な作品でした。でも、この作品は監督の鬼気迫る執念を感じるもの凄い作品です。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。      八点鍾

 

f:id:wedplain:20200916064248j:plain

f:id:wedplain:20200916064317j:plain

f:id:wedplain:20200916064338j:plain

f:id:wedplain:20200916064359j:plain

f:id:wedplain:20200916064420j:plain

f:id:wedplain:20200916064444j:plain

f:id:wedplain:20200916064513j:plain

f:id:wedplain:20200916064541j:plain

f:id:wedplain:20200916064602j:plain

f:id:wedplain:20200916064627j:plain

 

f:id:wedplain:20200916064858j:plain

荒野に生きる リチャード・ハリス

f:id:wedplain:20200916064943j:plain

荒野に生きる ジョン・ヒューストン












 

 

 

番外編 「女王陛下の007」ダイアナ・リグさん、「シルク」芦名星さん 追悼

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。

少し遅れてしまいましたが、ダイアナ・リグさんと昨日、芦名星さんが亡くなりました。謹んで追悼したいと思います。

 

ダイアナ・リグさんは、「おしゃれ㊙探偵」でブレークして「女王陛下の007」でボンドガール、テレサを演じ、チャールトン・ヘストン主演「ジュリアス・シーザー」ジョージ・C・スコット主演「ホスピタル」と活躍しました。どちらも劇場で鑑賞しましたが、殆ど記憶に残っていません。

やはり、とてもアクティブなボンドガール、テレサの印象がとても強かった女優だと思います。個人的に、ボンドとともにスターリング機関銃を構えて、ブロフェルドを追跡して欲しかったと思います。

 

芦名星さんは、「シルク」という映画でとても初々しい少女を演じ、その活躍を期待していましたが、昨日お亡くなりになり大変残念です。

 

謹んでお悔やみ申し上げます。               八点鍾

 

f:id:wedplain:20200915071641j:plain

f:id:wedplain:20200915071710j:plain




 

 

「リズム・セクション」ブレイク・ライブリー主演のノワールスリラー、但し日本未公開ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「リズム・セクション」(2020)です。

 

f:id:wedplain:20200915063453j:plain

映画は、ロンドン、家族を飛行機事故で失って、自堕落な生活しているステファニー(ブレイク・ライブリー)に男がやって来て、家族を亡くした飛行事故は爆弾テロと彼女に伝え、彼女は真相を探るため、爆弾犯レザを見つけますが、その時カバンを捕られます。真相を教えてくれた男は殺害されますが、男から得ていた情報からスコットランドにいるボイド(ジュード・ロウ)の下に身を寄せて、暗殺者になるべく訓練を開始し、先ずはタンジールにいるテロリストを標的にするのだが・・・

 

この作品、ブレイク・ライブリー主演のノワールスリラーですが、日本ではビデオスルーになりました。監督はリード・モラーノと言い、IMDbで経歴を確認したところ、女性且つ撮影監督のキャリアの方が長い方です。

 

撮影監督から映画監督というキャリアの方は、時々います。例えば、「スピード」のヤン・デ・ボン監督、「戦争プロフェショナル」「あの胸にもういちど」のジャック・カーディフ監督も撮影監督出身です。

 

リュック・ベッソンの「ニキータ」にとても良く似た映画です。全体にうまく纏めていますが、こういう映画を余りご覧になっていない方なら、楽しめると思いますが、それ以外の方にはあまりお勧めは出来ません。トレーラーが中々良かったので、期待しましたが・・・

 

全体に、テンポが遅すぎます。彼女が訓練に入るまで大体30分以上かかっていますので、前半が退屈ですし、主人公がビギナーキラーとしてもアクションにスピードが欲しいと思います。

 

但し、監督が撮影出身なので風景、ショットの構図、長廻し(あまり効果を上げていませんが)等が若干光ります。サスペンススリラーをのんびり鑑賞したい方、ブレイク・ライブリーが大好きな方には最適な映画だと思います。

 

題名は、殺しの訓練をする時の言葉、リズムが大事とか。次は、ニキータ、アンナに負けない様に頑張って欲しいと思います。期待していますので。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。       八点鍾

 

f:id:wedplain:20200915063532j:plain

f:id:wedplain:20200915063557j:plain

f:id:wedplain:20200915063626j:plain

f:id:wedplain:20200915063653j:plain

f:id:wedplain:20200915063714j:plain

f:id:wedplain:20200915063740j:plain






 

 

 

 

 

 

「残された者 ‐北の極地‐」新人監督のサバイバルスリラーですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「残されし者 ‐北の極地‐」(2018)です。

f:id:wedplain:20200914090054j:plain

監督はブラジル出身の新人ジョー・ペナ、IMDbで経歴を調べるとYouTuberからスタートしたようです。そう、そういう時代なのですね。良い映画を作ってくれれば、こちらしてはどんな経歴でも構いません。

 

映画は、飛行機事故で北極圏に淡々と遭難生活しているオボァガート(マッツ・ミケルセン)を丁寧に描写します。毎日、大地に書いた"SOS"の文字の補修、魚を捕獲するための罠を仕掛け、定期的に救難信号を発信する。

この北極圏の雄大な風景が素晴らしい。北極熊に保管していた魚を食い荒らされたりしますが、やがてヘリコプターが助けに来ます。が、暴風が見舞われて墜落。女性パイロットを救出しますが、腹部に傷を負い動けない。

 

待っていても救出に来ないので、ヘリコプタに在った地図を頼りに一番近い観測基地まで彼女を連れて、移動することを決心するのだが・・・

 

この作品はサバイバル映画です。最近では「レヴェナント」という素晴らしい作品がありました。それ以外でもレアム・ニーソン主演の異色作「THE GRAY 凍える太陽」、火星を舞台にしたリドリー・スコット作品「オデッセイ」、古い映画ですがロバート・アルドリッチ監督「飛べ、フェニックス」もとても良かったと思います。

 

勿論、この作品は新人監督の作品なので、前述した作品には及びませんが、映画前半の遭難生活のルーティン部はしっかりと描けており、又登場人物が二人なので、うち一人は負傷しているので何も喋りません。この作品は、まるでサイレント映画の様、その辺り監督自身の力量を考えているのかなとも思います。個人的にはもう少し演出にメリハリがあればと思います。

女性を橇に載せて、オボァガードが延々と歩くだけでは。但し、ミケルセンの熱演は素晴らしいと思います。

 

前述したようにアイスランドで撮影した風景は雄大で、とても良いセンスしていますので、何れブレークすることを願っています。撮影監督はトーマス・オン・トーマス。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鍾

 

f:id:wedplain:20200914090152j:plain

f:id:wedplain:20200914090220j:plain

f:id:wedplain:20200914090247j:plain

f:id:wedplain:20200914090310j:plain

f:id:wedplain:20200914090334j:plain