レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ハーフ・ア・チャンス」(1998)です。
アリス(ヴァネッサ・パラディ)は、出所したばかりの自動車専門ドロ服役中に唯一の肉親、母親を亡くした。残された彼女のカセットテープを聞くと、その昔二人の男性レオ(ジャン=ポール・ベルモンド)とジュリアン(アラン・ドロン)と付き合いがあり、二人とも在名だと。居ても立っても彼女は彼らの元へ。二人ともアリスを温かく迎えてくれた。その夜、クラブに踊りに行ったアリスは男達に襲われ車を盗んで逃げ帰ったが、その車にはチチェンマフィアの大金が隠されており、マフィアのボスはジュリアンとレオを恫喝し始めるのだった…
その昔、劇場で鑑賞した時は、結構アクションもあり見所満載だけど、何か足りない感じ残念な映画だなと感じたが、ドロン、ベルモンドともこの世にいなくなった現在鑑賞すると、なんだかとても懐かしくて、結構見せてくれるサスペンスアクションだなと感じ入った次第。幾分掻き回してくれるアリスが今一つですが、悪くありません。
ドロン、ベルモンドは高齢にもかかわらず、ユーモアたっぷりで結構飛んだり跳ねたり、特にベルモンドは凄いですね。
ルコント監督は畑違いの感ありですが、ラストチェチェン・マフィアアジトを攻撃するシーン等なかなか見せてくれます。うーん、美しいです。
それ以上に美しいのは、高速を疾走シボレー・カマロZ28から縄梯子を伝ってヘリに乗り込むベルモンドですね。やはり、何言ってもこいつには勝てないですね。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鍾
追記
当ブログで紹介したドロン、ベルモンド映画。個人的にはドロンは「サムライ」、ベルモンドは「いぬ」が大好きですが… 八点鍾