レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

2019-01-01から1年間の記事一覧

番外編「クロエ」ジュリアン・ムーアとアマンダ・セイフライドの官能ドラマ

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「クロエ」(2009)です。 リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーアそしてアマンダ・セイフライド3人の人物を中心に物語が進行していきます。ニーソンとムーアは夫婦で、大学教授と…

番外編「倫敦(ロンドン)から来た男」タル・ベーラ作品はスリーピング・ピルなのか?

IMDb レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「倫敦から来た男」(2007)です。 今回は映画そのものの評価ではなく、映画手法についての記述が中心になっています。故に、興味のない方は読み飛ばしてください。 先ずは、監…

「天気の子」えっ、ベトナムでも新海監督の映画見られるのですか?

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「天気の子」です。 ベトナムでも日本映画は上映されます。殆どがアニメですが。日本でも評判ということで鑑賞いたしました。私はあまりアニメは見ませんが、時々、評判になる映画は…

番外編「ジェイソン・ボーン」あの伝説の男ジェンソンボーンの復活なるか?

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ジェイソン・ボーン」です。 あの「ボーン・アイデンティティー」からもう20年程経つのですね。確かに第一作は新しいタイプのエスピオナージスリラーでした。「ボーン・スプレマシ…

番外編「刑事マルティン・ベック」スウェーデンの警察映画。こういう映画が出て来るので映画を見るのがやめられない

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「刑事マルティン・ベック」(1976)です。 この映画が公開された時、話題になったのは冒頭のニーマン警部の殺害シーンだった。カーテンの陰から覗く眼、銃剣が取り出され、ニーマン…

「エンジェル・ハズ・フォールン」あれ、第一作と比較するとちょっと様子が・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「エンジェル・ハズ・フォールン」です。 ジェラルド・バトラーは、いまや80年代に活躍したアクションスター、例えば、ブルース・ウィルス、シルベスター・スタローン、アーノルド・…

番外編「トレイン・ミッション」これはジャウム監督の「見知らぬ乗客」だ!

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「トレイン・ミッション」です。 リーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督の第四弾になります。「アンノウン」「フライトゲーム」「ラン・オールナイト」に次ぐ作品がこの…

「クルスク」戦争映画ではなく、潜水艦映画です。サバイバル映画と言ってもいいかも。

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「クルスク」です。 「クルスク」とはオスカーⅡ型巡航ミサイル原子力潜水艦で、基準排水量が14,700tの大型潜水艦で、覚えている方も多いと思いますが、20年ほど前に演習中に搭載魚…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、えっこのラストはありなんでしょうか?

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは、あの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」です。タランティーノ監督作品であります。 もし、あなたが60年代後半にティーンエージャーであれば、ラストを除いてこの映画…

番外編「メイズ・ランナー 最後の迷宮」最後はアクション映画になりました!

SF

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介するのは「メイズ・ランナー 最後の迷宮」です。 2010年頃だったと思いますが、「トワイライト」、「ハンガーゲーム」、「ダイバージェント」シリーズがごぞって公開されました。「トワイライ…

番外編 「アルキメデスの大戦」大和型戦艦は無用の長物だった?いいえ、使い方が間違っています。

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介するのはあの「アルキメデスの大戦」です。 漫画のことは知りませんでしたが、とてもユニークな視点、提出された計画書の見積金額があまりにも少ないので、無茶苦茶の見積を提出しているのだか…

「ワイルドスピード/スーパーコンボ」フルスロットル+レブカウンターを打ち壊せ!!!

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは「ワイルドスピード/スーパーコンボ」です。あの伝説の「ワイルドスピード」のスピンオフ作品です。 その昔、J・P・ベルモンドが「恐怖に襲われた街」に主演した時、連続殺人鬼を逮…

番外編「われらが背きし者」これぞエスピオナージ・スリラーの逸品

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「われらが背きし者」です。 この映画、原作があのスパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレです。ですから、独特のリアリズムがあり、本作品はロシアマフィアの資金洗浄を扱った作品です。…

「カレントウォー(エジソンズ・ゲーム)」とは?電流戦争とは?八点鍾がすべてお答えします。

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは「カレントウォー」です。 電流戦争とは?戦争映画ではありません。この映画は、あの発明王エジソンと実業家ウェスティングハウスとニコラ・テスラとの確執を描いた映画です。映画は、…

番外編「フランティック(1988)」シャロン・テート事件後のポランスキー監督は?

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フランティック」です。 シャロン・テート事件後、彼はプレイボーイ社の協力で「マクベス」を製作します。血でベッタリと濡れた映画でしたが、とても良く出来ていました。ジャック…

番外編「運び屋」クリント・イーストウッド89歳の主演・監督作品

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「運び屋」です。 お話は、デイリリーを栽培して生計を立てていたアールは、その仕事一本の性格が災いして、家族も仕事も破綻。ひょんなことからある仕事を引き受けるが、それが麻薬…

番外編「ザルドス」SF映画であり、ハードボイル的味わい、引き出しが一杯ある映画

SF

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画はこれもカルトと言ってもいいでしょう。あの「ザルドス(1974)」です。 公開されたときは「未来惑星ザルドス」でしたが、敢て「ザルドス」と呼ばせてください。これは惑星ザルドスの…

番外編 「燃える天使たちが倒れ、 深い雷が彼らの岸を駆け巡り・・・」とルトガー・ハウアーは言った。 

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日は残念なお知らせがあります。 そうです、ルトガー・ハウアー氏が亡くなりました。「ブレード・ランナー」で冒頭のウィリアム・ブレイクのセリフを呟きながら、現れました。素晴らしい演技でした。残…

「ライオン・キング」フルCGのミュージカル野生動物映画

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは「ライオン・キング」です。 フルCGのミュージカル野生動物映画というジャンルがあるのか知りませんが、調教された動物がまるでアフレコで人の言葉を喋り、おまけに歌まで歌うという豪…

番外編「ネレトバの戦い」カルトの中のカルトといっていい戦争映画

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ネレトバの戦い(1969)」です。 皆さんご存知ですか?学生の時に見ただけでもう一度見てみたいとDVDを捜していたところ少し前に見つけることが出来ました。もう存在しない国家ユー…

番外編「戦争のはらわた」サム・ペキンパー監督渾身の力作

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「戦争のはらわた」、監督はあの暴力派サム・ペキンパーです。 1977年制作で、あの第二次世界大戦を扱った映画です。特に珍しいのは独ソ戦を扱っており、モスフィルム以外では描かな…

番外編「スター・ウォーズ/ローグ・ワン」アメリカ人の好きな「特攻大作戦」ですよね?

SF

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日紹介する映画は「スター・ウォーズ/ローグ・ワン」です。 この作品は、スター・ウォーズサーガの中のスピンアウト作品です。鑑賞すると意外に良く出来ています。スター・ウォーズⅣに繋がる作品になっ…

番外編「エクソシスト2」真夏のホラー 生まれながらにして評価の低い作品があります。

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エクソシスト2」です。 生まれながらにして評価の低い作品があります。残念なことですが。この映画、日本で上映された時、確か上映時間が95分程度だったと思います。この映画を正…

番外編「ポランスキーの吸血鬼」ではなく「恐れを知らぬ吸血鬼殺し 又は失礼、貴方の牙が首元に」女優シャロン・テートについて

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「恐れを知らぬ吸血鬼殺し 又は失礼、貴方の牙が首元に」における女優シャロン・テートについてです。 もうしばらくすると、タランティーノ監督「ワンス・ア・ポンナ・タイム・イン…

番外編 「フィフティ・シェイズ・フリード」あの『フィフティ・シェイズ』シリーズ最終編

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フィフティ・シェイズ・フリード」です。 その昔、ヒチコック監督は、ルイ・マル監督「恋人たち」を見るために映画館で列をなしている人達に「夜行っていることを映画館で見ても退…

「パラサイト」本年度カンヌ映画祭でパルムドームを受賞したノワール・スリラーの力作

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「パラサイト」です。これはノワール・スリラーと言っていいでしょう。 カンヌ映画祭と言えば、米国アカデミー賞と二分する映画賞と言っていいと思います。どちらかと言えば、米国ア…

「アナベル 3 」日本では「アナベル 死霊博物館」として公開予定

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは「アナベル3 」です。 この映画は、死霊館シリーズのスピンオフ作品「アナベル」シリーズの第3作目になります。映画はウォーレン夫妻が不在時に自宅に残された娘ジュディ、いとこのメ…

番外編「アナイアレイション/全滅領域」最近ではピカ一のSF映画

SF

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アナイアレイション/全滅領域」です。 この映画は本格的なSF映画で、あの「サウンド・オブ・ミュージック」を作り上げたロバート・ワイズ監督の地球外ウィルスと科学者達との葛藤…

番外編「空母いぶき」専守防衛ではなく、次は見敵必殺で

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは「空母いぶき」です。幸運なことに最近劇場で拝見することが出来たのでご紹介します。戦後70年以上となり、戦後すぐの極東情勢と現在の安全保障状況は著しく変化しています。この「空…

番外編 フランコ・ゼフィレッリは永遠に

フランコ・ゼフィレッリ監督が6月15日に亡くなりました。素晴らしい映画監督でした。多分、皆さんはオリビア・ハッセィーが主演したあの名作「ロミオとジュリエット」という作品を思い出されることでしょう。 私はどちらかと言えば、あの珠玉の名作「ブラザ…